日別アーカイブ: 2018年3月1日

頼りになるひとり親方

昨夜は暴風雨。5〜8メートルの風。強風は今日の夕方まで続いた。

朝6時すぎ農園への橋を渡る途中で鶏舎の照明が点灯していないことに気がついた。

暴風雨だったので、雨が吹き込み何かしら不具合が起きていると感じ、配電盤を確認すると鶏舎の照明全体の半分をまとめるブレーカーが落ちていた。

台風や湿度が高い梅雨時期などに、たまにあることだが、この時期にこんなことは珍しい。

自分で予想できる事を考えながら手早く採卵を済ませ、8時前に頼りになる近所の電気博士の田中さんに電話をかけた。

今回の故障では5棟の鶏舎、その鶏舎では10群を飼育し、照明は朝4時前にタイマーで自動点灯するようになっている。

田中さんは農園の施工業者ではないが、電気関係のトラブルを10年ちかくお世話になっているので、だいだいの事情を掻い摘んで説明しただけで理解して下さる。

私の仕事量も理解して下さり、私も「ひとり親方」で電気工事をされる田中さんの仕事量もよく理解している。

「16時ごろだったら伺えます」と電話で回答をいただいたので、それまで出来る限りの仕事を済ませて、田中さんの仕事が日没までの僅かな時間で効率よく進むよう、私は助手になった。

まずは漏電、もしくは断線の箇所を見つけることから。一旦、鶏舎をひとつずつ絶縁したところで、リレーを確認していく。

幸い40分ほどで原因箇所が断定でき、今度はその鶏舎の照明器具の確認。どうなることかと心配した一日だったが、日没までに何とか復旧にこぎつけた。

鶏舎を立てる時には想定していなかったことが年を追うごとに増える。自分の力だけでは、どうにもならないことも多い。

私ども仕事を理解して下さる近隣の業者さんにはお世話になることが多く、その殆どが緊急工事。

電気工事の田中さんは同世代。水道工事の杉本さんも同世代。

いつも、いつも心からありがたい。

あだちまさし。