日別アーカイブ: 2018年7月14日

つめあと

最高気温33度。うだるような暑さの一日。

梅雨明けから一気に気温が上昇し、3日前から生産が下がる。先月まで朝夕が涼しく過ごしやすかったため急降下。

おそらく今が底だと思いたいが、生産の把握に神経を使う日々が続きそうだ。

今朝は近隣の農家のご婦人方が鶏糞を取りに来園された。夏野菜の追肥と冬野菜の元肥に使われるとのことである。

積込み作業を終えられたご婦人方と木陰で畑の作物の様子を聞かせて頂き、私は鶏の暑さ対策などの話しをさせて頂く。

お互いに猛暑でも日々の作業があり、次の季節への準備がある。農家さんの話は、いつも私の肥やしになる。

連日伝えられる「豪雨被害」を新聞から吸収する。小さな記事ではあるが農産物の被害状況はかなり深刻。

猛暑で生産量が下がる中、被害状況の正確な把握は困難を極めるだろう思う。

昨日、金曜日の定期便で光市まで走った。

快晴の188号線。右手には笠戸島が見える。普段は海岸線を走る片側2車線の道路は流れもよく気持ちが良いが、一週間前の豪雨の大きな爪痕を目の当りにする。

虹ヶ浜の手前「下松市恋ヶ浜」付近、左の山が土砂崩れで崩落。山陽本線と道路に流れた土砂は取り除かれていたが、本格的な復旧には時間がかかりそうだった。

島田川沿いを上流へ向う際、所々で川が越水した痕や小さな土砂崩れをいくつも見かけた。

束荷(つかり)のテニスクラブへは通行止めを迂回しながら配達。

小川に架かる小さな橋のガードレールには流れてきた枝や草が引っかかり、その様子から氾濫水位がよくわかった。

氾濫した川は護岸が崩れたところもあり、水田に水没した形跡がある。被害の大きい水田は畔が流されて干上がっているところもあった。

毎週、目にしていた光景に残る災害の爪痕から想像以上の豪雨の恐ろしさに胸が痛み、自分の生活も災害と隣り合わせにあることを強く感じた。

あだちまさし。