快晴の日曜日

5月14日。日曜日。快晴。

朝4時半に新品のガス炊飯器でご飯が炊き上がった音と香りで目が覚める。

先日、ガス炊飯器が故障し、しばらくの間、電気炊飯器が代役を勤めていたが、今朝から新品のガス炊飯器。

日頃、朝食をとらず家を出るが、誰もいない薄暗い台所で炊きたてご飯を少し茶碗に盛り試食。

思いのほか飯が美味しく、インスタントのみそ汁と納豆で朝食。腹が一杯になりウタタ寝し朝寝坊。辛い日曜日の仕事始めとなった。

正午まえ、小さな男の子と女の子2人を連れたお父さんが来園。運動場で遊んでいる鶏を子どもに見せても良いかと尋ねられたので「もちろん」と快諾。

ご家庭でウコッケイを飼われているらしく、小さい三人は足元の草をむしり、フェンス越しに運動場で遊んでいる鶏に差し出す。

日差しが強く、鶏舎の中に入っていた鶏も次から次に運動場へ飛び出して来る。3人は大ハシャギ。鶏も子どもたちが次から次に差し出す草に大喜び。

車の中におられたお母さんも途中から合流する。2人の女の子が「そっくり」だったので、「双子ちゃんですか?」と尋ねると

「いいえ、三つ子です」

ビツクリビツクリ。生まれて初めて「三つ子ちゃん」に遭遇したラッキーな日曜日。

今年から原小学校に入学し、その前は原保育園でお世話になったと話される。原保育園にはタマゴを毎週お届けに行くので話しが盛り上がる。

市立保育園なので市内に4箇所ある保育園を保育士さんが勤務異動される。我が家も3人お世話になり10年くらい帰りの迎えを私が担当した。

顔見知りの先生も多く、昨年の春、原保育園で定年退職された園長先生は「三つ子ちゃん」も大変お世話になったらしい。うちの長男が入園した時の担任がこの先生であった。

同じ3人の子持ちだが、3人が同時に進級して行く家庭の様子をもっと聞きたくなった。タマゴをお買い求め頂いたので「三つ子ちゃん」がタマゴを気に入ってくれれば再び来園して下さるだろう。

元気な三つ子の「命」と鶏の「命」が触れ合う短い時間だったが、本来「命」と「命」が触れ合う時間は、こんな嬉しい光景になる。

仕事開始が遅れ、山積みになったタマゴのパック詰めをしながら、心は「ホッコリ」喜んだ。

良い出会い、ありがとうございます。

あだちまさし。