線の上に嬉しい点が増える

朝6時。気温17度。くもり、小雨。最高気温20度。昨日も照りつける太陽で厳しい暑さだったが、少しホッとする天気。

少し雨が降ると一斉に蛙が鳴き出す。

朝から鶏舎に入り、昨日、給餌を止めた鶏舎の摂取量を確認する。季節の変わり目は「悪癖」が出ないか心配。

言葉が理解できない鶏が日々どんなことを感じながら産卵しているか。鶏の息遣い、羽のツヤ。タマゴの産卵状況、タマゴのツヤ等々。

春先から見直したポイントを再度、自分の目で確認し、明日も明後日も確認する。その繰り返し作業の中で、少しだけ生産の上積みができる。

Fさんが出勤してから気になる鶏舎は一緒に周り、小野田市内の配達へ出掛ける。

7時すぎに農園を出発して、約100キロ走行し、12時すぎに農園へ帰り、パック詰めの手伝いをする。

今月、約90軒配達する「線」の上に、新しいお客さまの「点」が二つ増えた。一軒はGW明けから、もう一軒は今日から。

どちらも嬉しいご注文だった。

GW明けからのお客さまは最後から2軒目。

開園してから生命保険会社でお取りまとめ頂いていたが、今年の3月で長年お世話して下さった方が退職するとのことで一旦、受注を打ち切られた。

長年、会社で共同購入されていた社員さまからのリクエストで今月から再配達するようになった。

当たり前のように毎週持って帰り、タマゴを口に入れ、食べていたが、久しぶりにスーパーで買うと「シックリ」こないとのことだった。

大きな声で、他農場との違いを詠わないが、こういったお客さまの声は大変自信になるし、日々の仕事の活力になる。

今日からお届けするお客さまは最初から2軒目。

先月、父が月曜日に届けているお客さまのご紹介。万倉の促進住宅から少し入ったところで、いつものルートを変更せずに配達できる立地にある。

今までは二世帯分をまとめて市内の鶏卵業者に月に一度、10キロずつ宅配依頼されていたらしく。一応、そんなご事情を聞いたが、なぜ我が農園に関心があったことまでは聞かなかった。

ご家庭の事情もお聞きし「月に10キロを一回は配達する者としては有り難いですが、新鮮なタマゴを少量でいいですよ」とお伝えしていた。

以前、購入されていた農場との単価の開きがあり、少々、時間をおいてのご依頼であったが「毎週、産みたてタマゴを届けますよ」とお伝えしたところ、首を立てに振っていただいた。

先週の土曜日にご挨拶に伺い、お届け方法を緩く決めた。

8時前にはお届けできるのだが、通院や家庭のご事情もあり、対面での受け渡しは難しそうであったので、朝日と西日があたらない場所にクーラーボックスに置いて頂き、ココで代金の受け渡しとパックの返却をする約束。

今朝、初めての配達だったが、奥さまが希望された通りの一日中、日陰になるエアコンの室外機の上にクラーボックスと空きパックが整えてあった。

タマゴ代金「640円」を「アダチさま」と書き添えて丁寧に封筒に入れて下さり。

今月増えた2軒のお届け先から学ばされることが大変多い、心から感謝です。

ありがとうございます。

あだちまさし