タマゴが営業

朝6時。気温15度。晴れ。最高気温25度。風もありTシャツ一枚だと過ごしやすい。

ただ降雨なし。厚東川の支流は日に日に流れる水が少なくなり、小野湖の湖底をさらす面積が増える。

刈り払いした雑草が焦げるように地面を覆う。

梅雨前で直射日光を浴びなければ、さほど暑くはないが、視覚から入る、このジリジリと焦げるような情報により胸が締め付けられるような感覚を覚える。

ひとりで鶏舎を採卵しながら鶏の様子を確認し、給餌から始めるIさんに作業指示のメモを残し、2回目の採卵をする。

いつもより細かい作業指示を筆談で伝え、メモのとなりに塩分チャージのタブレットを5つ添えた。

月曜日の配達は農園の作業を終えて、3時前ごろから。

小野田方面へ走り、直売所を目指す、本日発送の荷物を一旦落としてから東岐波へ。最後は「西福寺さま」。

いつも夕食の支度をされている時間に配達しているが、最近、お孫さんが増え賑やかになり、忙しくなられた。

お孫さん3人は毎朝、タマゴかけご飯。奥さまもケーキづくりがご自慢で店で購入することなく、手作りケーキを家族で楽しまれる。

最近、タマゴが足らないことが多く、スーパーで購入したが、ケーキ生地の膨らみがよくなかったと話され、今日から一パック受注を増やしていただいた。

タマゴをお届けはじめて、数年になるが、月曜日の夕方遅い時間帯ということもあり、それほど話し込むことはなかったが、農園が大事にしていること肌で感じて下さっていることに生産者冥利を感じる。

お客さまの「分母」が増えると、少々、配達の気忙しさが増えるが、私が難しい説明しなくても「タマゴが営業」してくれた瞬間は、日頃の汗が報われる。

年を重ねる事に、アチコチ痛いとこが増えるが良い活力を頂いた。また、明日も顔晴れそうです。

あだちまさし。