ゼロがつく日はタマゴの日

朝6時。気温22度。雨時々くもり。最高気温29度。

まだ「梅雨明け」の知らせなく、連日、蒸し暑い中での作業が続き、鶏も私たちも今が正念場。

先週の火曜日が湿度マックス、F井さんのデジタル時計の湿度表示が異常な数値をさす。ただ、翌日から気温は上がるが幾分が爽やかな風が作業場を吹きぬけるようになって、いよいよ梅雨明けかと感じていた。

今朝は落雷の大きな音で4時ごろ目が覚める。5時ごろから防災メールがたくさん入り、農園は3時から停電していると父から連絡が入る。

雨雲レーダーを確認すると、そう長く続きそうな雨でないので少し安心し車を出発させた。

茶色の濁流が小野湖へ流れ込む様子を見ながら運転し、幸い、今年の少雨で川の水位はそれほど上昇していなかった。

朝、一番にタマゴを求めに向かいのSさんが。早朝の凄まじい雨の様子を伝えてくれ「もう30分降り続いたら床上まできた」と話して下さる。

60歳前後と思うが、地域では「まこっちゃん」と呼ばれる隣人の話はとても役に立つ。

5月の下旬から神奈川県の会員制フィットネスクラブさんとお取引をはじめた。ヨガが料理教室を行われる女性が美しくなるためのクラブだと思う。

GWに商談で来園して下さり、毎月「0」が付く日が「タマゴの日」で新鮮平飼いタマゴを販売していたが、仕入れ先の養鶏場が廃業され、平飼いタマゴを捜し求めての来園。

毎回の納品数が少々多く、少し時間を頂き、5月末からお取引をはじめ、クラブ員さんの評判が良いらしく、当初の予約数の2倍に発注が増えた。

大変ありがたい限りだが、この時期、鶏が一番苦手な「暑さ」で生産が下降気味なる。

「0」が付く日が「タマゴの日」なので、神奈川県に発送する荷物は「8」が付く日が農園の出荷日。

曜日ごとの予約が大半を占める中、ランダムで「8」の日に大口注文が入るとプレッシャーがかかるが、何とか今日の発送も無事終えた。

暑さと戦いながら、精一杯の産卵を続ける鶏の「タマゴ」がクラブで喜ばれることを願う。

あだちまさし。