いや、いや、まだ、まだ。

携帯のアラーム時間を一ヶ月ほど前から早めたが、なかなか体がついてこない日々を過ごしていた。

今朝はスキッと目が覚めたのが4時。ゆとりを持って農園の仕事を進められた。

昨日、Fさんと食事会を「すき家」でして、トライアルで二人で買い物をした。夜の街が恋しいが、そんな甲斐性と時間と、金もなく。

11月3日が彼の44回目の誕生日だったので、作業着上下を私がトライアルでプレゼントした。

安く済ませて申し訳なかったが、吉部の小店を定宿とする彼には、眩しいぐらいの品揃えなんだそう。

彼が親指の爪を噛みながら、ゆっくり品定めをする姿を見ながら、日頃、慌しく夕食を掻き込む時間から離れた「リラックス感」があった。

安価であったが、彼の「一張羅」になる作業着を二人で選んでプレゼントし、防寒用のブルゾンを自分の財布から買うよう促し、また、爪を噛みながら品定めし、彼が決めてレジへ進んだ。

無駄遣いを彼に強いているわけではないが、金を使う「悦び」と、そこから生まれてくる「何か」を彼に期待したい。

昨夜は彼と安上がりな夕食をして、小手先だけのプレゼントをし、飲みに行きたい衝動をかなり抑えながら、「かった湯」で体を癒した。

なぜか、腰や肩の痛みが消えた。不精な性格で風呂が嫌いな私44回目の誕生日を日曜日に迎える。

飲みたい衝動を抑えながら、体を労わることも大事か。

いや、いや。まだ、まだ。

いや、いや。まだ、まだ。

あだちまさし。