連休開けは寒さ厳しい予報

この冬、天気予報が不安定。週間天気や翌日の気温予報も朝と夕方では違った数値を指す。

朝令暮改を繰り返す予報を携帯でため息まじりに確認する。明日の最低気温は今朝の時点ではマイナス1℃。夕方確認するとマイナス2℃。

天気は晴れとなっているので、鶏舎の凍結防止で排水をする。朝の時点では「ポッタポッタ」と考えていたが、夕方の時点でマイナス修正予報なので「ポトポトポト」具合に変え蛇口を緩めてまわった。

だいたい夜明け前の冷え込みがきつくなるのだが、今年は気温の実況値を見ると夜中にグッと冷え込む日が何度かあり、予想を上回る冷え込みで送水管が一度破損した。

昨年の12月28日。大忙しの年末作業が山済みの日。

前日の予報ではマイナス二℃予報だったので、多少の凍結は覚悟の上で「ポッタポッタ」の具合で蛇口をゆるめ農園を後にしたが、翌朝、ほとんどの鶏舎が凍結し、深刻な凍結具合の鶏舎が2箇所ほど。

朝の作業をしていても、指先がちぎれるように冷たく、いくら体を動かしても体が温まらない。前日からの実況値を確認すると日付が変わる頃にマイナス五℃まで下がり、明け方までマイナス三℃だった。

木曜日は農園の仕事を済ませ、かなりのボリュームの配達をするが、配達に出掛ける前に大きな凍結破裂が見つかり、仕事を終え帰宅したFさんを呼び出し、2時間近く水周りの修理をしてから配達に出掛け、最後にタマゴをお届けしたのが20時半ごろだった。

一昨日の朝の冷え込みを想定外。前日の予報では最低気温2度。夜中の天気は曇りで、雪が降るとの予報で蛇口は閉めたままで農園を後にしたが、翌朝は「大霜」。

農園に向う途中、夜空にピカピカ光る星空と満月を眺めながらの運転。心の中では「聞いてないよぉ」と呟きながらアクセルを踏んだ。

案の定、鶏舎の送水管が凍結。実況値を確認すると午前三時がマイナス三℃。前後の追い込むような冷え込みがなかったので事故はなかったが、昼前にホッとした瞬間、自分の体が「溶ける」ような感覚を覚えた。

連休明けから冷え込みが厳しいと騒がしい。週間天気を確認すると来週水曜日から冷え込みが厳しくなり、木曜日の朝はマイナス6℃。最高気温は0℃。

予報が当たれば、鶏舎の水が一旦凍結すると一日中ゆるむことはないと思う。

「ポトポトポト」から「チョロチョロ」の排水をしなければいけないので、仕事をしながら井戸の水位を確認し、4000リットルほどを6時間かけて灌水ポンプで散水した。

暖冬も困るが、ほどほどの想定内の冷え込みで「おかげ」がいただけると有り難い。

あだちまさし。