ボディーブローのような低温が続く

今日で3日目の終日マイナス気温。排水口が出る水を調整しながら凍結防止。そして川からの灌水2日目。

2週間前の冷え込みは、最初に水分をたっぷり含んだ重たい雪が積もり、寒波が緩む雪解け水で川も井戸もかなり水位が上がった。

今回はサラサラと雪が降り、期待した積雪もなく、ボディーブローを打ち続けられるような低温が続いている。

水曜日の夕方に思わぬ冷え込みの底がきて、終日ポタポタと排水していたにも関わらず、ポタポタが氷柱に変わり2鶏舎凍結した。事故はなかったが天気予報と、自分の判断が一度外れると臆病になり凹む。

鶏舎を立てた場所で日当たりや、冷たい北風が吹きつける各鶏舎の条件が違うので少し凍結防止の排水量を私が調整する。

昨日の予報では今朝の最低気温マイナス3℃。実際にはマイナス1℃前後だった。

鶏の飲水は確保出来ていたが、排水が3箇所ほどポタポタが下から氷柱になり日中も低温なので心配だが、焦っても、怒鳴っても、嘆いても、どうにもならないことなので、Fさんが出勤して来る7時まで各鶏舎を一回りし、

7時すぎに二人で川までホースを伸ばし井戸周辺への散水。昨日より灌水ポンプのアクセルを緩めて満タンで2時間程度作動するように手加減し、ただ「ポンプは止めないように」と理由を説明し彼の表示から理解してもらったと感じた。

排水口の凍結は自然に解けることはないと思ったが「昼前に確認すれば良いから」と時間の猶予を与えた。いつもより心配事や仕事が増えるので出来るだけ気持ちのゆとりを持ちながら、いつもどおりの気配りをしてもらいたいので。

私も道中の道路状況が気になったが、慌てて出発しても、しょうがいないので8時半に荷物を整え、もう一度、凍結状況や井戸の水位などを自分の目で確認し出掛ける。

15時ごろ「水は大丈夫です。ポンプは配達から帰るまで動いていると思います。」とFさんからメール着信。

「ありがとうございます。大変お疲れさまでした。」と返信し、16時まえに農園へ戻り、日没前の鶏舎をまわる。

彼が氷を溶いてくれた排水口からポタポタ。灌水ポンプは機嫌よく回っていた。

気候を自分の力で変えることは出来ないが、ヒスやジラを出さずに彼と協力して仕事を進められた一日がありがたいと思った。

あだちまさし。