朝食のヨーグルトに「きんかんの砂糖煮」を2つ添えた。
昨日の配達途中に有帆朝市に立ち寄り野菜と一緒に購入したもの。ビタミンが豊富でのどや風邪に良いと商品を受け取りながらセールストークを聞いた。
有帆朝市会のメンバーにはパートのYさんや、長いお付き合いになるタマゴのお客さま、定期的に鶏糞を取り来園されるご婦人も多くおられる。
旬の野菜の話や、野菜の生育状況、メンバーの年齢構成など、Yさんが農園で仕事をはじめられてから耳にする機会も増えて、耳から入れた情報で理解も深まったと感じていた。
朝市の近所に住まいがあるタマゴのお客さまにも、やはり耳から仕入れたオススメ商品を配達の際に宣伝させてもらったこともある。
私が有帆朝市に立ち寄ったのは今まで2回ほど。いずれもYさんに業務連絡があり、配達途中の僅かな時間に車を止めただけ。
朝市メンバーの皆さんが無農薬で野菜を栽培されているのも知っている、循環型農業を勉強され、実践されているご婦人がいることも知っていた。
しかしながら私たちとは商業規模が違うので、何となく心の何処かで「一線引いて」お付き合いしてきた自分がいたように思う。
ここ最近「心のゆとり」のなさが原因で起きたマイナス事案が次々とあり、落ち着きなく仕事をしている自分に少々嫌気がさすこと多かった。
昨日、朝市に何か目当ての野菜があったわけではないが、そんな自分のトゲトゲした気持ちを静めようと車を止めて、残りわずかになった野菜を眺め、勧められるままに加工品の試食をして、流れにまかせて買い物もした。
今年の冬は厳しい寒さで野菜の生育不良が続き、並べる商品が少ないため店じまいをするのが早いとYさんから聞いていた。
そんな中でも週二回、12年間休まず朝市を開催されている。厳しい気象条件を悲観するわけでもなく、声を大きくしてこだわりを押し付けるような売り方はされない。
メンバーのご婦人方は愛情を込めて育てた野菜が売れるのが心から嬉しいといった表情をされ、お客さまへのアプローチも自然と熱をおびている。
そんな朝市のテントの中は笑顔と活気があって、良い気分転換になり心地よい刺激を受けた。
あだちまさし。