1時間をひねり出す

雨の祝日。シトシト、ザァザァとよぉ降りました。

職場へお届けするお客さまは昨日の夕方に配達を済ませたので出発時間に余裕があったが、いつもより30分早く出かけた。

厚東川より東側のお客さまを前日に終えていたので40分ほど配達時間を短縮でき、あわせて約1時間をひねり出した。

凍結の後遺症で送水管にわずかな亀裂がある鶏舎が一つあり、応急処置で済ませてきたが、この補修作業に手をつけたかった。

各鶏舎には降下する水の圧力で送水、減圧タンクのフロートで鶏舎内の水量を調整している。

減圧タンクに水が入る前に止水栓があるが、先月の凍結で、この2つの間に目視でも確認しずらい小さな亀裂が入った。

減圧タンクより後なら水が漏れるか、漏れないかの小さな亀裂だが、降下圧が直接かかるので「ジワァッ」と水が漏れ鶏舎の床が不衛生になる。

亀裂が入った箇所の塩ビだけ取り替えれば水漏れは止まるが、今度の冬に備えて根本的な修理がしたくて作業が後手後手になっていた。

配達を終え、昼過ぎに農園へ戻り、パック詰め作業などを後回しにして、ひねり出した一時間を有効に使いFさんと修理した。

予定時間は少しオーバーしたが初めて使う材料もキチンと収まり、何とかカタチになった。

ひとりで修理しても良かったが、Fさんにも手伝ってもらったことで、彼の「経験値」も積み重ねることができた。

あだちまさし。