JAG07563 六さん 3月26日しんあい農園日記

 

朝7時すぎ農園に着いた。すでに鶏舎の戸は開けられタクロウ君とD君が来ている。ふたりを集めてきょうの仕事の指示をした。

3人でタマゴの検査をしているとき、D君は椅子を持ってきて足を投げ出して座って検査をやりだした。具合よくタクロウ君が外に出たので「おい、仲間が立って仕事をしておるときには、それと合わせるのが常識でよ」と諭した。「はい」と椅子から立ちあがった。ガミガミ言いたくないが、毎日少しずつ教えていこう。

昔、ある高校生がおばあさんに怒られる場面に遭遇したことがあり覚えている。「・・・・ええか、わかったか!わたしは、あんたを怒る資格がある。あんたが真面目になってほしいと毎日祈っているから怒る資格がある」と。つい感情的に接してしまことが多いわたしであるので、それで失敗しないよう、常に相手のことを祈るような気持ちで言葉を出したいと思う。

昼前、今度はラジオのボリュームをいっぱいにあげて高校野球を聴きはじめた。やかましい。仕事の会話が成立しない。「ラジオを聴いてもええが、少し音をしぼらんか」とだけ言った。彼は言葉にしたがった。

先日、相談役がおみえのとき、島根県からあるご夫婦が車で尋ねてこられた。事前にご連絡をいただいていた。3時間かけてこられて、30分お話をして帰られた。夜、そのことを相談役が話題にされた。

さきほどのご夫婦の会社はアパレル関係で不況にあえいでいます。これまで何度かお会いして励ましてきました。すると、状況はまったく変わらない悪いけれど、お二人の心持ちがずいぶん楽な方向に向いてきた。そのお礼に来られたのですよ。もう、どう展開しても大丈夫です。

弁護士か司法書士事務所だったか「相談料 30分5000円」という札が応接台に置いてあったことがある。相談役のお言葉やハガキでいったいどれだけの人が元気な心になったのか計り知れない。しかもタダである。すごいことだとしか言いようがない。

01/03/27(火) 04:27 六さん(JAG07563)