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六さん 9月16日しんあい農園日記
昨夜は9時過ぎに出したメール以後の記憶がない。大布団をかけて5時まで約8時間熟睡した。朝、光恵ちゃんが連続ドラマの武蔵を観ていると聞いて「小次郎と武蔵とどっちが好きか」と聞いたら「小次郎がええ」という。次回で小次郎は敗れるのである。 山口市内の配達を終え4時に農園に戻った。それから軽トラに乗り換えて「くら」をあずかりにおじいさんの家を訪ねた。飼い主のおばあさんは、京都の病院に入院されており電話があったと「くらを世話してくださる方にお礼を申してください。餌は容器に朝と夕方2回。餌は4ヶ月分あります。蚊の薬は11月まで買っています。敷物は慣れるまで同じものを使ってください。元気で暮らしますように」と。おじいさんも3日の世話だったけれど、荷台の犬になんどもキスをして別れを惜しんだ。黄さんのご自宅までの間にそのおばあさんの気持ちが伝わり泣けた。 神戸の避難所ではペットは御法度になった。六甲山を越えた三田市のペット置き場に運ばなくてはならなかった。わたしにはその当時ペットはいなかったので、わりと淡々と「しかたがない」と別れを惜しむ人々を見ていた。それは家族である。いま犬に一日の疲れを癒されてそう実感できる。黄さんの奥さまに伝言を伝えて、なんども「くら」を撫でて帰った。おばあさんは知らないけれど、京都宇 治市の動物病院の薬、高価な輸入品の餌、犬が愛用した敷物、立派なケージ「くら、お前はおばあさんの分までここで幸せになれよ」と。 03/09/16(火) 20:16 足立 進(JAG07563)
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