51802/51812 JAG07563 六さん 8月18日しんあい農園日記
( 1)  00/08/19 06:28                          
               
       
                  
午前3時前から遠くに雷の音を聞いていた。たいがいの犬はこの音に弱いようで、
わが「はなちゃん」も例外ではない。床板をコツコツ踏みしめて、寝ている玄関 
からわたしの布団の側まできた。                      
                                     
5時ごろには、稲妻が走ったかと思うとパリパリッとすぐ近くで音がする。かな 
りの至近距離で落ちている。鶏舎の鶏は大声で鳴き出した。バタバタしている音 
も聞こえてくる。5時15分ごろ、鶏舎を見回ろうと外に出たとき、まるで昼間、
いや昼間以上に明るくなり、その瞬間パリパリ―ッ!と落ちた。鶏舎の中を見る 
と騒然としてたが、群が固まり圧死している鶏がいる様子はなく安心。この落雷 
で愛犬がいなくなった。                          
                                     
7時に500羽の新入鶏がやってくるので合羽を着て鶏舎の点検をする。しかし、
雷に驚いていなくなった犬がどうしても気になる。山に入り呼んだり、橋のほう 
まで行って口笛を吹くがいない。そうこうしていると、鶏を満載したトラックが 
見えたので、畑を横切り近回りで農園に戻った。               
                                     
豪雨でずぶ濡れの鶏は元気で安心。253羽を二組にわけて鶏舎に入れた。雄は 
各鶏舎に6羽入れた。入った雛鶏に対して、給水口の高さや給餌器の高さは妥当 
かどうか。など注意深く観察した。タクロウ君に仕事を任せてトラックで農園周 
辺を見回った。やはり犬はいない。                     
                                     
いつもは犬の餌を先につくりわたしの食事になるが、今朝はわたしだけの食事に 
なり寂しい。タマゴを集めたりしながらも、目はいつも周囲を探していた。その 
とき、はるか遠くの県道を犬が走ったような気がした。大声で「はな―――!」 
と呼んだ。鶏舎の側で立ってみていると、しばらくして橋を渡り一目散で帰って 
くる愛犬を確認した。ずぶ濡れを抱いてやった。               
                                     
今朝の500羽で5群合計1100羽になった。養鶏の場合、1万羽までは小規 
模養鶏に分類されるらしいので、まだ数の上からは趣味の範囲といえるかもしれ 
ないが、5月までは自宅でチャボ6羽を飼っていたわたしは、いっきに養鶏家に 
なったような気がしている。数が増えるだけ心配や問題は確実に増してくるが、 
生活できるだけの数は必要である。わたしの電卓ではもう1000羽必要として 
いる。                                  
                                     
昼前、愛犬を同乗させて自宅に戻った。タマゴを降ろしたりして昼飯。缶2本で 
1時間の午睡は朝からの疲れがとれた。散髪にいった。わたしの髪は成長が早く、
20年以上毎月2回のペ―スを維持している。坊主頭のいまも2週間が限度であ 
る。                                   
                                     
3時前、まだ立ち直れない愛犬は自宅に残して農園に戻った。新入りの様子を見 
たりしていると、広島掃除の会 玉村さんが奥さまと来園。聞くとお盆休みが少 
し長いとのこと。それでも、行くところはいくらでもあろうに、鶏しかいない農 
園まで足を運んでくださりありがたし。いろいろな場面で、お掃除の仲間がいつ 
も心の支えになってくださる。まさに「お掃除仲間は親戚以上 」(井辻さん談)
だと思う。                                
                   00/08/19(土) 05:17 六さん(JAG07563)

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