13302/13303 VYH02765 まんつう 小郡駅前にて鍵山社長を囲む会
( 1)  97/07/29 22:05                            
                                       
SMル―ムのみなさん、こんにちは。                     
                                       
6時半より8時半まで、六さんのお世話で、山口グランドホテルで、鍵山社長を   
囲む会が開催された。                             
                                       
この会は、できるだけ質素にして、出された料理を残さないようにするというふ   
うにして欲しいと思います。(足立さん)                    
                                       
【鍵山社長様のご挨拶】                            
○実践者というのは、ささいなことにでも、時間を割くことのできる人である。   
普通の人は、そんなみかえりのないことはしない。ホンモノの人間は、自分の貴   
重な時間を惜しみなく使う人です。掃除に学ぶ会の人たちは、真の実践者の集ま   
りです。                                   
                                       
『箸よく、盤水を回す』                           
「わたしなん」という考えを持って行動してはいけません。1本の箸でも、根気   
強く回していれば、いずれ、たらいのような大きな水をも回すことができる。1   
本の箸でさえ大きな水を回すことができるんです。まず、私一人から、始めて、   
仲間を作っていったらいいんです。「わたしなんか」と、いう気持ちから「わた   
しこそ」にとい生き方をして下さい。                      
                                       
○『凡事徹底』が私の人生感です。                       
(1)すべてにわたって、行き届いていることです。                
(2)言ってることと、やってる行動が、終始一貫していることです。        
(3)すべてのものを、生かし尽くすことです。                  
                                       
このビ―ルも、最後まで、さかさにして、振るくらいまで、注いで欲しいくらい   
です。1本のビ―ルを注ぎ終わって、次のビ―ルの栓を開けるようにして下さい。  
                                       
○足立さんは、アルミ缶を拾ってそれで、車イスを買おうとされています。一人   
ではなく、みんなで、協力をすると1台が、5台にも10台にもなるんです。    
                                       
                   97/07/29(火) 20:56 まんつう(VYH02765)  
                                       
17021/17049 VYH02765 まんつう     ◆第4回はがき人の集い        
( 1)  97/11/03 14:54           コメント数:1           
                                       
SMル―ムのみなさん、ボンジョ―ルノ(^_^)v                  
                                       
150名を越える参加者です。                         
福山は、福山掃除に学ぶ会と、はがきびとの集いとの、合同で企画されています。  
広島掃除に学ぶ会も、なんとか、実践人の会と、共同してやりたいと思います。   
                                       
【鍵山秀三郎】「微差太差」                          
○今日は半田局長様との縁で、来させて頂きました。朝は、吉岡会長のお世話で   
、トイレ掃除をさせて頂きました。                       
                                       
○世の中には、目に見ることの出来ない世界、手で触ることので出来ない世界も   
あり、の方こそが、大切です。荒んだ世の中を、少しでも良くしたい。       
                                       
○戦時中、疎開して栄養出張で、鳥目になってしまい、走ることもできなくなり   
ました。そのせいで、目が見えなくなり、そのお陰で、今の家内をもらったわけ   
です。                                    
                                       
○S28年まで、疎開をしており、それから、単身東京に出てきました。いい縁   
を沢山もった方が良い。良い縁を、善友といいます。自分が人にとっていい友達   
になろうと努力しないと、そのようにはならない。                
                                       
○みんな生まれた時は、純真だが、いつ間にか人生を間違える人が、いますが、   
それはすべて、人との縁によって決まっています。                
                                       
『善友は、助け合って 成長し、                        
     悪友は、誘い合って、堕落する』                   
この言葉の通りで、良い友達を持てば、いい方に人生が進んでいきます。      
                                       
○私は、全国各地のこの良い縁が出来てきました。少しでも、お返ししたいと思   
い、全国で、日本を美しくする会を開いて頂いています。             
                                       
○もともと、私の両親が、良く掃除をしていました。S20年3月に、岐阜県の   
あばら屋に、疎開しましたが、その家を、1日何度も何度掃除をしていた。子供   
心に、むだなことをするなあ                          
○良く、人から、ホテルにばっかり泊まって良く、ストレスが貯まらないなあと   
、言われますが、私は、家に帰らないから、ストレスが、貯まらないいんです。   
森先生から、睡眠以外は、体を休めては、いけないと、教わりました。       
いやなこと、悪いことを、すぐ忘れると、ストレスが貯まらない。         
                                       
○「幸福論」「眠られぬ夜のため」の本を薦めています。この本の中に、人を恨   
んだり憎んだりしては、いけないと、書いてあります。              
                                       
○掃除は、両親がそういう性格、最初に勤めた会社が、ル―ズで、汚い会社だっ   
たので、一人で掃除をして、先輩から虐められた。経営の意見が合わなくて、小   
さくてもいいから、自分の理想の会社を作ろうとした。              
                                       
○S36年に、自転車に荷物を積んで行商をして、色んな辛い目にあったが、s   
37年の2月に、新宿のガソリンスタンドに、行くと、そこの人が、「寒いだろ   
う、中に入ってあたっていきなさい。」と、優しい言葉を、かけてくださった。   
ひょいと、顔を見ると歌手の藤山一郎さんだった。                
                                       
○寺田先生が私のつたない話を、講演録を作って下さり、この本で、勇気がつい   
たと、言われることがありうれしいことがあります。               
                                       
○掃除ばっかりして、いてメ―カ―さんや、銀行さんから、いい顔をされなかっ   
た。他に方法がなかったので、掃除を続けてきた。                
                                       
 『十年偉大なり、                              
   二十年恐るべし、                            
    三十年にして、歴史になる』                      
                                       
私の掃除人生をあてはまると、10年続けて、やっと、社員がやってくれるよう   
になりました。さら10年たってみると8割の人がやるようになって、さらに1   
0年経つと、会社だけでなくて、社外の方が、掃除のやり方を習いに来たり、日   
本を美しくする会で全国に広がって来ています。                 
                                       
○それをすることによって、人の役に立つことが大事です。どうしたら、続くん   
しょうと、聞かれますが、その仕事を愛することは、愛することは、工夫をする   
ことです。                                  
なく、いいものを選んで、それに工夫をこらしてほしいです。雑巾一つもってい   
るだけで、その人は、どのくらい掃除をしているかが、分かります。みなさん、   
これから、そのつもりで、私の前で掃除をして下さいね。             
                                       
○みんな物は豊かですが、幸せではない。ですから、不幸せな豊かさで、生きて   
いる。いい人の縁を作って、誰が何をしても許せるようになり、みんなが自分の   
出来る範囲で明が納得をしている。みんなで受け入れることのでききる会社、社   
会にしていきたい。                              
                                       
○人間は毎日見ている人に、だんだん、似てきます。清潔な中にいれば、心は豊   
かになって満たされて行きます。私の会社は、社員が帰ったあとは、机の上には   
、電話機以外は何もない。引き出しの中にも、殆ど何もない。資料は個人所有を   
しない。秘密のことは何もないので、みんながいつでも見られる。         
                                       
○おかげさまで、日本を美しくする会が出来て、広島、福山、庄原では、毎月掃   
除をする会が出来ています。たとえ、私のような学歴も何も、力のないものが、   
30年続ければ、大きな力になってきています。そのことを、禅の言葉で、     
                                       
    『箸よく、盤水を回す』                        
                                       
どんな小さな力でも、根気良くまわせば、おおきなたらいの水でも、回すことが   
できる。                                   
                                       
     『至誠 神の如し』                         
                                       
小さな力を生かしていこうと、思ったとき、力を発揮する。平凡なことを非凡に   
やのが私の信念としています。短く言いますと、凡事徹底といいます。       
                                       
○長い間、お客様から、「ああしろ、こうしろ」と、言われたことがない。     
                                       
○お二人の方の、詩を朗読をさせていただきます。「あいだみつを」先生と「坂   
村真民」先生の詩です。                            
                                       
                   97/11/03(月) 13:38 まんつう(VYH02765)  
                                       
24037/24040 VYH02765 まんつう     ◆掃除に学ぶ会全国大会        
( 1)  98/09/11 22:29           コメント数:1           
                                       
SMル―ムのみなさん、ボンジョ―ルノ(^_^)v                  
                                       
「小さな実践の第一歩から」(鍵山秀三郎様)                  
                                       
○掃除に学ぶ会の縁で、こうして話させて頂きます。毎日同じお話をしているよ   
うですが、今日、初めての方に、お話をさせて頂きます。             
                                       
○寿命は、世界一になりましたが、心が小さくて狭い人が多いです。自分のこと   
だけしか、考えない人は、寿命が短く、人生も短いと思います。          
                                       
○自分のことだけで、精一杯の人は、中身はからっぽと、同じです。        
みんなが、そうだったら、社会も国も成り立たない。               
                                       
○難民の人の心配だけは、出来るが、ただ、一人の人を救うことは、至難なことです。
「ただ一人の人に正しいことをするよりも、幾千の人の心配をするほうが楽です。」 
                                       
○今日の題名の「小さな実践の第一歩から」は、私は、小さなことしかできないけど、
小さな実践はしてきたと、いえることができます。                
しいです。                                  
                                       
○大きな会社の社長も、名誉相談役などと、役をつけてよぼよぼになっても、名誉職に
ついていますが、私は、そんなにはなりたくないと思います。           
                                       
○「机上の議論をしているが、私は一人の人間を手術してきた」何でも、実践すること
が大事です。                                 
                                       
○高学歴の人が増えて、議論をするひとが、増えてきました。私はとても、議論できま
せん。じゃあ、自分の手足を使って、何かをする人は少なくなっています。     
                                       
○不景気ですが、昭和30年に比べると、格段にいいんです。10年前と比べるから、
悪いと、思うんです。                             
「相対差の世界というのは、どっちが長いかと聞けば、間違いなく赤が長いというし、
瞬時にして、赤が短いという。簡単に変わる物差しを、もってころころ、かわります。
川柳で「良くやった。事情が、変わって、なぜやった」              
                                       
○「絶対差」・・比べるものがない。そうゆう看板を持ち続けることが大事です。  
比べる世界は、際限がなくて、地獄のような世界が続くんです。          
                                       
○「どうなるか」って言ってうちは、良くならない。「どうするか」でないと、良くな
らない。まず、ゴミを拾って町をきれいにして、すがすがしい心で、人生を送ることが
大事です。                                  
                                       
○アメリカのニ―バ(神学者)「変えることのできないことは、素直に受け入れる心が
欲しい。変えることの出来ることは、敢然と変える勇気が欲しい。出来ることと、出来
ないことを、見分ける力が欲しい」と、いつも神に祈り続けた。          
                                       
○簡単に出来ることでも、やらないことがおおい。                
車をためるのに、前の車のタイヤが見えるだけの間隔をあけて、止めると、余裕が出来
る。スイッチを切るときは、ク―ラ―や、ラジオの電源を切って、スイッチを切るよう
にすると、バッテリ―が傷みません。                      
                                       
○人間は、二艘の舟に両足を乗せているようなものです。いつも洗濯を迫られていま 
す。反対を選んで後悔することを、「未練」といいます。ゴ―ルが悪かったら「愚痴」
をいう。愚痴と未練で人生の大半を過ごしている人が多い。            
                                       
○私は最近大事件があって、大変な目に遭いましたが、それは、それで、受け入れて出
直していくという考えを持っています。                     
                                       
○「絶対差の世界」「ものを見分ける賢明さ」が、大事という話をしました。    
10月に創業しましたが、毎月10月になると、そのときのことを思い出します。  
自転車一台で、やりなおして、一年半くらい自転車の行商をしてまわりました。   
ほんとに、つらい時期がありました。その時に、屈辱的なことになんども会いました。
少し良くなったと思ったら、次から次へと、災難が、襲ってきました。       
                                       
○つらい時に、親子の縁、子供から教えられたことがありました。簿外手形を掴まされ
たことがあり生きてる心地がしない日が、毎日続きました。私は、会社のことは、家で
は一切いいません。眠れない夜が何度も続きました。毎日、毎日手形の締め切りが来て
紙切れがありました。                             
「肩たたき券500回」こういった券が毎日おいてありました。この子のために頑張ろ
うと、生きるエネルギ―になっております。いつかこれを、使おうと思っています。 
                                       
○人間の心の暖かさが、大事ということです。                  
                                       
○『心温かきは、万能なり』・・人間最後の砦は、これだと思います。       
たとえ、貧しくても、幸せな家になって欲しいと思います。            
                                       
○私は、何にも力が、ないと言う方に『箸よく、盤水を、回す』、たらい一杯の水を 
箸で、継続してまわしていると、しまいには、たらい全部の水を回すことができる。 
あきらめないで、継続すると、大きなことができます。仲間と力を合わせてやっていく
といいと思います。                              
                                       
○「一人が百歩より、百人が一歩を歩く」ほうが、良いと思います。        
                                       
                   98/09/11(金) 18:13 まんつう(VYH02765)  
                                       
28390/28410 VYH02765 まんつう     ◆鍵山相談役の講演会         
( 1)  99/02/04 15:30           コメント数:1           
                                       
SMル―ムのみなさん、ボンジョ―ルノ(^_^)v                  
                                       
◆東広島にきています。これから、鍵山相談役の講演です。            
                                       
◆テ―マは、「凡事徹底」についてです。                    
                                       
○ご丁寧なご紹介をありがとうございます。                   
話の専門家ではありませんが、今日まで歩んで来たことを時間まで、お話します。  
36年10月10日に自転車の行商から始めました。               
                                       
○中から、可愛そうだということで、仕事を頂き、青森から、鹿児島まで、夜を徹して
走ったものでした。そのころは、交通違反など、しょっちゅうでした。真夜中に、会社
から出て、3つ目の信号は、赤だったんですが、つっぱりったら、後ろから、お回りさ
んがいて、すぐに、捕まってしまいました。広島に行くと言ったら遠くへいんなら、大
変だからと、助けてくれました。                        
                                       
○松永に履き物博物館があります。下駄で、財をなした方が、作ったそうです。珍しい
履き物がありまして、長嶋監督のスパイクや、小錦の靴がありました。とても大きかっ
たんですが、いくら大きくても私の足の10倍もありません。           
                                       
○ところが、人間の心の大きさは、10倍どころかそんなもんじゃあありません。  
どうゆうところで、変わるかというと、自分だけのことしか考えていない人は、小さな
人間です。人のこと、会社のことを、社会のことを、考える人は、人間の価値があると
思います。                                  
                                       
○私は、学歴もなく、能力の無い人間で、最初に入った会社で、先輩から、虐められま
した。これが一番辛かったです。かと、言って、家には帰れませんでした。その間、ハ
ガキには、楽しくやってると、書いているので、なかなか、帰れないので、辛抱して、
は、もう、何もありませんでした。それが、社会生活のスタ―トです。       
                                       
○20才の時に、東京にきて、新聞広告で、デトロイト商会に、入社しました。条件 
は、3年間は、1日も休んでは、いけない。文句があったら、その場で、出て行けとい
うスタ―トでした。夜、自分の部屋は無くて、旋盤の間に、布団を引いて寝ていまし 
た。                                     
                                       
○それでも、辛抱しましたが、先輩に虐められるのは、とても辛かったです。待遇はよ
くなったんですが、社長が会社を私物化するのが、許せなくて、辞めてしまいました。
社長や、奥さん、子供までが、レジから、お金を持って出るんです。社長に何度お願い
をしても、改めてもらえませんでした。                     
                                       
○会社を辞めて、本当の株式会社を、作りたいと思って作りました。商品は、メ―カ―
さんが売れなくて困っている商品を自転車に積んで、売っていきました。行商で行くん
ですが、入り口で、押し出されてしまっていました。               
                                       
○表で合羽を畳んで、名刺を出すんですが、殆どが見てくれなくて、寒いときは、スト
―ブで、名刺を燃やす人もいました。そのときに、私は、絶対に、こんなことは、する
まい、人に優しくしようと思いました。                     
                                       
○冷たい人ばかりではありませんでした。みぞれの降る寒い日に、合羽を着て、一軒の
店を訪問しました。合羽を脱いで、入れてくれるかどうか、中の様子を見て入りまし 
た。扉をあけると中から、手が出てきて、中から引っ張ってくれて「今日は、寒いでし
ょう」と、入れてくれました。スト―ブが真っ赤に燃えて、「手が冷たいでしょう。当
たりなさい」って、私の方を抱いて連れていってくれました。その上に、団子を食べな
さいと言ってくれました。「ありがとうございます。」と言いたいのですが、声も出な
いくらいでした。その人が、歌手の藤山一郎さんでした。私も、一生、そうゆう人間に
なろうと思いました。                             
                                       
○冷たくした人からも学んだけれど、暖かくしてくれた人からも学びました。    
 「心温かきは、万能なり」・・誰の言葉かしりませんが、人の心を癒す人は万能だと
いうことだと思います。たとえ、どんな境遇でも、それに、流されないようにしてもら
いたいと思います。私も、再起不能なまでの境地にありましたが、この言葉を信じてや
ってきました。                                
                                       
○私だって、今、楽々とやっている訳ではありません。おかれてる状況はそうであって
も、心が流されないことが、大事です。その根底が「心温かきは、万能なり」だと思い
ます。                                    
                                       
○S36年くらいから、日本の経済が上り坂になり、私のところには、なかなかいい人
は入ってくれませんでした。心を荒ました人が入社してきて、なんとかこの人たちを、
心を穏やかにしたいと思い、環境をきれいにしようと、掃除を始めました。やればやる
ほど、みんなから、反発を買いました。つまらない、くだらないと、避難ばっかりされ
ました。                                   
                                       
○私がトイレ掃除をしているそばから、用を足したり、私をまたいで、行く人もいまし
た。それでも、私は他に方法がないので、やり通しました。少しずつわかってくれる人
が出てきましたが、それまで、20年かかりました。30年たって、多くの人が、掃除
を学びに来る人が、出てきました。                       
○「10年偉大なり、20年恐るべし、30年にして、歴史になる。」一つの歴史にな
ってしまう出来事になります。効果がないと、すぐには、やめないで、続けているとい
つかは、役に立つと思います。よく、継続の秘訣は何かと聞かれますが「工夫」するこ
とです。同じことを、やってると、飽いてしまいます。工夫して変えて行くとおもしろ
くなって、続くんです。                            
                                       
○単純なことこそ、難しいんです。簡単になるには、相当な努力が必要になってくるん
です。是非、なんでもいいですから、やり方を変えて、工夫を重ねて頂きたいと思いま
す。(5分の休憩です)                            
                                       
○上野さんが、5分休憩っていわれるんで、私のズボンのチャックでも、降りているん
かなと心配しましたが・・・・・・                       
                                       
○「動中、工夫、勝静中、百千億倍」・・何かをしながら、考える。掃除をしながら、
考えると、いいコトを考えるようになります。掃除をしながら「あのヤロウとか」言う
考えをする人はいませんね。                          
                                       
○広島は、井辻さんを中心に、広島、庄原、福山へと、掃除に学ぶ会に学ぶ会が、出来
ています。一番、盛んなのが、千葉です。今や、日本全国掃除に学ぶ会が、出来てきま
した。その中でも、広島が盛んにやっておられます。ゴミを拾うとか、掃除をする、小
さなことを、守っていくことが、自分の意志を育てていくと思います。       
                                       
○無駄使いで、一番行けないのは、心の無駄使いです。これだけは、あとで、取り返し
がつかないんです。人を憎んだり、恨んだりするのが、心の無駄遣いです。「恨む」こ
っちは生きている間、「怨む」これは、死んだあとも、怨むことです。       
                                       
○批判や、避難では、世の中、良くなりません。それより、ゴミを拾うことのほうが、
良くなると思います。もともと、私は論理的なことが、できませんので、解説などでき
ないんですが、手を使うことをしてくれました。                 
                                       
○掃除に学ぶ会は、今や、国民運動にも、なろうとしています。NHKの衛生放送で、
放映されたものがありますので、それを見て頂きたいと思います。         
-----------------------------------------------------------         
○広島では、井辻さんを中心に、掃除に学ぶ会が、広まっています。ただ、掃除だけで
はなくて、色んなことで、社会性も、追求していくように言っています。経済性だけで
はだめです。人間性は深く、社会性は広く、経済性は高くなるようにいっています。 
                                       
○車が今、280台ありますが、全部、出かける前は掃除をするようにいっています。
私は一月の3分の2は、ホテルに泊まりますが、私はホテルのものは、一切使いませ 
ん。連泊するときは、「掃除もなにもしなくていい」と、張り紙をおいておきます。 
                                       
○出前でとったものは、きれいに洗って返すようにしています。そのために、私どもの
会社の台所は、広く作っています。そんなことを、ひとつひとつ長い年月積み上げて行
くと少しずつ、穏やかな人間になってきます。                  
                                       
○履き物をそろえたり、茶碗を自分で洗ったりしていると心が穏やかになってくるんで
す。中国の「易教」に、『小人は、小善をもって、易なしとして、為さずなり    
              小悪をもって、傷うことなしとして、去らざるなり』 
                                       
「単純=簡単」ではありません。継続するのは、「工夫」といいましたら、もう一つは
「仲間を持つ」ことです。仲間が出来ると食事の席でも、「トイレの話」ばっかりして
いるんです。                                 
                                       
○孔子が『善友は、助け合って成長し、悪友は、誘い合って、堕落する』と、言ってい
ます。ホントにそうだと、思うんです。私も、善友が、現れなかったら、もう、あきら
めていたと思うんです。もう、体力がなくなって、だめかなと思うときに、多くの善友
が現れて来たんです。善友は、簡単に出来るものではありません。自分が人にとって、
よき善友にならないと駄目なんです。                      
                                       
○私のようなものは、駄目ですという人がいますが、「箸よく、盤水を回す」・・たら
いに一杯の水を、箸で、回しているとだんだんだんだん、その渦が大きくなって、たら
い全体を回しだします。やり続けていると、大きな力になるんです。50年やり続ける
と「神の如し」と、言われるようになります。                  
                                       
○どうか、みなさん方が、時には、1本の箸になって、力強く、育ててほしいと思って
います。灯火を消さないと、決意を持って、続けていれば、必ず、いい仲間が出来ると
思います。この会場が、停電になって、真っ暗になったとしても、ろうそく1本の火が
あれば安らぐと思います。                           
                                       
○砥部町に、坂村真民さんという詩人がいます。5小節で             
                                       
 だまされてよくなり  悪くなってしまっては駄目               
  いじめられてよくなり いじけてしまつては駄目               
 ふまれておきあがり 倒れてしまっては駄目                  
  いつも心は燃えていよう 消えてしまっては駄目               
 いつも瞳は澄んでいよう 濁ってしまっては駄目   坂村真民         
                                       
○人に失敗をしていないと、誇れない。失敗をしても、立ち上がって来たことは、誇れ
ると思います。どうか瞳が濁らないで、後味のよい人生を歩んで下さい。      
                                       
         99/02/04(木) 14:01 まんつう(VYH02765@nifty.ne.jp)     

これは井辻様が、講演会を聞きながら入力されたものです。

感謝申し上げます。<(_ _)>ペコリ m(_ _)mハハァ


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