52357/52369 JAG07563 六さん 9月1日しんあい農園日記
( 1)  00/09/02 05:36                          
              
                       
                                     
150羽の群はお茶を毎日1羽5グラム与えて、いまのところ順調に推移してい 
る。9月24日で一ヶ月経過になるので、成分検査に出す予定にしている。   
                                     
いま問題をかかえているのは、最近タマゴを生みはじめた2群500羽のなかの 
1群である。タマゴはおおむね朝7時ごろから生みはじめ、11時ごろには大体 
の鶏が生み終える。その1群では妙なクセが流行しているから困る。      
                                     
タマゴを生みはじめる時間になると、数羽の鶏が鶏舎の隅に固まり、そこでタマ 
ゴを生もうとする。それを見て、他の鶏の集まり50センチ以上の鶏のピラミッ 
ドができる。最初は「そのうち止めるだろう」ぐらいで見ていたが、いつまでも 
止めないので何か対策を講じなければならないと、きのうから試行錯誤をはじめ 
た。                                   
                                     
巣以外で生んだタマゴは「巣外卵」と呼び、商品価値が落ちる。まったく汚れて 
いない場合はいいとして、糞などで汚れた場合、軽易なものは汚れを刃物で削り 
落とすこともできるが、ほとんどは廃棄処分となる。せっかくの商品がダメにな 
るのを、いつまでも傍観しておくわけにはゆかない。             
                                     
とりあえず「1時間座っておく」とタクロウ君に仕事を任せて、鶏が集まる場所 
に板を敷いて座った。鶏はどうしてもその場所で生みたいので、わたしが居ても 
集まってくる。それを追い払うと、鶏がバタつき床のホコリを舞い上げて騒ぎは 
じめる、小さい羽根や糞が乾燥した土が舞い上がるなかで1時間座り続けた。タ 
クロウ君に「しばらくでいいから続けてくれ」と交代して洗面をし、着替えをし 
た。なんとか解決しなければならない問題が出てきた。            
                                     
午前に生んだタマゴを昼前にお店に運び、夕方まで休憩したり、自宅にいる2頭 
の犬を散歩したりと、少しゆったりした時間を過ごしている。お店にお客さまが 
来られるとタマゴの感想を聞いてみたりする。みなさんタマゴに満足してくださ 
り嬉しい。タマゴは白身の盛り上がりが命だと思っている。安いタマゴを皿に割 
ってみると、白身がへたってしまう。我がタマゴはしっかりと盛り上がり、朝、 
皿に割ったタマゴが、そのままのカタチで夕方まで大丈夫である。       
                                     
毎日、売れ残りがないぐらいに売れるから、お買い求めくださったタマゴは新鮮 
なので、余計にタマゴのよさがわかってもらえる。              
                                     
雪印事件で販売店を辞めるという店主をカメラが追っていた。その店主は、夜か 
らできるだけ水分をとらない。朝、牛乳配達を終えるまで絶対にトイレに行かな 
いということを実践してこられた。ビンに口をあてるお客様がいるかもしれない。
そのことに対するこだわりである。                     
                                     
そんな、しんあい農園のこだわりを築いていかなければならない。       
                                     
                   00/09/02(土) 05:07 六さん(JAG07563)
 

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