52416/52425 JAG07563 六さん 9月3日しんあい農園日記
( 1)  00/09/04 07:58                          
              
                        
終日小雨の日曜。午前中は鶏の餌やりと集卵で忙しかった。昼前、家内が食料と 
着替えを持ってきて、朝から集めたタマゴを持って帰った。サンマを圧力釜でゴ 
ボウと一緒に煮たわたしの好物が届いたので缶ビ―ル。外で呼ぶ声でおきたら1 
時間も寝ていた。タマゴを求めにこられた親子だった。            
                                     
3時、車屋さんが来た。いまわたしは二人乗りトラックを使っている。荷台が広 
いのでシイタケの原木運搬など四駆でおおいに活躍した。10月がまる一年で、 
いま23000キロ走っている。いい車ではあるが、毎日タマゴをお店に運ぶよ 
うになり不便を感じている。雨である。天気がいいと荷台に載せておればいいが、
雨の日は助手席に載せる。しかし、毎日タマゴの量が多くなり、近い将来千個の 
タマゴを助手席に積むわけにはいかない。で、車を検討している。冬場の雪を考 
えるとやはり四駆になろう。                        
                                     
家内に「夜8時ごろには帰るから」と伝えていた。そのことで夕方から悩んだ。 
自宅で寝たいという大きな理由は、朝3時から鳴き声をあげる50羽の雄鶏から 
逃げて、せめて5時ぐらいまでは寝たい。というのが本音である。悩んだのは。 
                                     
例えば、ガソリンスタンドの経営者が「俺はガソリンの臭いが嫌いだ」とか。魚 
屋さんが「どうも魚の臭いは嫌だ」。養豚農家が「豚の声がうるさい」とは言わ 
ないだろう。そこに気がついたわたしが悩んだ。自宅で寝ることはかまわない。 
しかし、それが「鶏がうるさいから」という理由であったならば、養鶏を続ける 
資格はないと思った。でも、この心の揺れは、黙っておれば誰にもわからない。 
                                     
この「うるさい」「眠れない」という問題を「ああいい声で鳴いている」と克服 
するまで逃げずに取り組もうと決心した。帰らないのでビンのビ―ルを飲み干し 
た。                                   
                   00/09/04(月) 07:37 六さん(JAG07563)

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