52647/52664 JAG07563 六さん 9月9日しんあい農園日記
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鶏舎には蛍光燈をつけている。養鶏一年生のわたしはマニュアルどうり、一日の 
日照時間を14時間で管理している。                    
                                     
つまり、きょうは午前4時半にタイマ―で点灯。夕暮れの6時半には自然消灯で 
鶏は眠りにつく。真冬などは午前3時点灯ぐらいになると計算している。この日 
照時間は、鶏が年間で一番活性化(卵をよくうむ)する春時間だという。    
                                     
餌はいまのところメ―カ―の完全配合飼料。いわゆる完配(かんぱい)。それに 
対していろいろな成分を添加したものを自家配というが、自家配をするには、各 
飼料を保管するスペ―スが必要なので、いまのところ餌にこだわりはない。しか 
し、完配はメ―カ―が研究を重ね、鶏にもっともよいといわれるバランスを保っ 
ているので、わたしは悪くないと思っている。いまは夏場用に調合された飼料が 
20キロの袋で届けられる。                        
                                     
その他の餌としては草である。とにかく草を一日一回大量に与えている。その全 
部を食べきる。そして、数日おきに食パンのクズが手にはいるので「おやつ」で 
与えている。                               
                                     
水は、近くの井戸から鶏舎にパイプを引き込み、ニップルという、鶏がつついた 
ら水滴が出る装置をつけて、常に新鮮な水が飲めるようにしている。      
                                     
そういう日常の仕事の繰り返しにタクロウ君もわたしもしだいに慣れてきた。も 
う一度、あらためてここで勉強すると、もっと前進しそうな気がする。養鶏をは 
じめる前、各地を視察してあるいたが、なかでも熊本県菊池市の松岡コッコファ 
―ムは、その規模や放し飼いの方法など奇抜だった。少し、養鶏のことが理解で 
きるようになったので、あらためて来週行ってみたいと思っている。      
                                     
夕方「あんたが足立さんかね」と老人が訪ねてきた。なんのご用でしょうか。聞 
くと、あなたの自宅の隣の主人とは戦友で、きのう戦友会があった。その席であ 
んたのこと聞いたので見に来た。もの好きもおるわい。と思った。聞くと、農園 
近くの藤本という電気屋のおじさんらしい。「藤本さんなら、あなたのご長男は、
宇部掃除に学ぶ会に参加しておられて、わたしと一緒に便器を磨いておりますよ」
というと。おじさん目をパチクリしていた。世間は本当に狭いものだ。     
                                     
おじさんが帰ると、掃除の仲間の加藤さんご夫妻がお友達を連れて来てくださっ 
た。多くの人に農園をご紹介くださりありがたい。8時ごろまで歓談してお帰り 
になった。気持ちのよい会話ができた。                   
                                     
明日は、タクロウ君お休みなのでひとりで頑張る日曜になる。         
                   00/09/10(日) 09:14 六さん(JAG07563)
 

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