六さん 9月13日しんあい農園日記

歳を重ねるごとに「常識」のようなことがわかってくる。わたしの場合、多くは失敗を繰り返しながら「今度は失敗しないように」と肝に命じたことが多い。

掃除の会などで、素晴らしい生き方をしている人に接する度にどんどん気付きや、立ち居振舞いなどを学ぶことができ、わたしには大いに学びの場である。

ただ悲しいことに、その教えてもらった「常識」を相手に向けることが多くなる。あくまでも、自分の生き方を映して姿勢を整えるための学びであるはずなのに。

きょうある会社に電話をした。社長にお尋ねしたいことがあったので。社長とはメールでもおつきあいいただく仲である。電話口に女性の事務員さんが出た。「社長は、いつ会社に出てくるか、いまどこにいるのか、連絡方法もわからない」と、いかにも不親切な対応だった。

「そんなことで仕事ができるのですか」と厳しい口調で言ってしまった。少なくと もお客さまであるわたしとる態度ではない。教えてやらねばならない。という常識の押し売りをしたのである。

わたしの言葉に女性はたじろいだ。たしかに的を得ない電話対応であったが、それは、社長の身内でご不幸があり、社長ご自身も忙しく立ちまわられ、事務所も急なできごとでいい対応でなかったことが、女性のお詫びの言葉でわかった。

清掃十訓に----ひそかに 謙虚に かつ慎重に。とある。お掃除で学んだことは、 この心が大切なことがわかった。またしても失敗して学んでしまった。出てくる 場面は、方程式のように画一的なものではなく、どんなかたちで出てくるかわからない。

社長と仲がいいんだぞ。というような高飛車な態度はよくない。そのことをしっかり理解してフレキシブルな対応をしていこうと思った。約1時間後、社長から電話があった。 きょうはヘビを殺した。ヤマカガシが鶏舎を登ろうとしていた。

先日、ヘビにやられた鶏がいたし、もし鶏舎にはいれば中は大変な大騒動になる。殺さなくてもいいではないか。と思ったが、わたしの存在を無視して鶏舎に入ろうとする大胆さに危険を感じたから殺した。

00/09/14(木) 05:20 六さん(JAG07563)


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