52882/52882 JAG07563 六さん ９月１６日しんあい農園日記

数日前から、鶏舎に飲料水をおくる井戸のポンプが故障していたが、きょう根本的な改良を加えていただいて復旧した。バケツで１日２度水を運ぶことから開放された。

その嬉しさで考えたことがある。

例えば虫歯で憂鬱な痛みがあるとき、医者に行って治療の末よくなった。その時、痛みがなくなった喜びを感じる。しかし、ふだんなにごともなく食事ができているときには喜びなどは感じない。しいていえば あたりまえぐらいにしか思わない。あたりまえといえることが実に多い。

極端にいえば健康で生活できていることもそうである。バケツリレーから開放されて喜ぶのではなく、バケツリレーをしなくてもいい毎日を喜ぶほうが着眼点としては大切ことではないかと。

明日は楽をしてください。と夕方からタクロウ君が翌日分の餌を各鶏舎に運んでくれた。この仕事だけでも１時間以上を費やす。わたしは、明日の日曜は主にタマゴを集め検査をすることに集中すればいい。

きょうは８５０個ほど生んでくれた。毎日その数字は伸びている。その全部を手で集め、検査して、トレイにならべるにはふたりでも半日はかかる。明日はそれをひとりでするわけで、タクロウ君は餌をやる手間だけでもわたしの労力を楽にしてくれた。

朝７時前から出勤してくれ、きょうは６時４０分。ライトを点けてアパートに帰っていった。心強い相棒である。

00/09/17(日) 04:57 六さん(JAG07563)