JAG07563 六さん 6月19日しんあい農園日記

 

この新天地に来た当座、なんでもやれると思った。まずシイタケの原木を伐採することを習い、チェンソーも生まれてはじめて使った。菌打ちなど収穫を夢見て疲れ知らずでできた。「まだまだ体力はるわい」と思った。

畑も作らねばと思い、3時間使用のトラクターも買いはじめてうねをたて、野菜をたくさん植えた。ジャガイモはそこそこ収穫できた。しかし、その後からがいけない。夏をむかえ、草取りだけで疲労こんぱいする。炎天下の作業は想像をはるかにこえていた。加えて鶏が安定してタマゴを生みはじめた。きょうは900個生んでいる。

そのタマゴをとりながら、餌をやり鶏を飼育しながら2反あまりの畑をつくるのは至難の技であることに気がついた。しかも、その野菜が高く売れるといいが、カボチャなど3個で100円という値札を見るとその気力は萎えてしまう。サツマイモを本気で植えた。ちゃんとついた苗は500本はあったと思う。

夕方、タクロウ君が掘りましょう。というので少し掘ってみた。まるで赤ん坊の頭ぐらいのイモがゴロゴロでてきた。とても食べられるような大きさではない。この勢いで500本を掘れば、わたしのトラックに何杯になるのか検討もつかない。たぶん土地が肥えており成長しすぎたと思う。

昔、釣りに凝った時期がある。とうとうレジャーボートまで買って海に出ていた。最初は、釣るサカナをあれもこれもとたくさんの仕掛けを作り、餌もいろいろ揃えて海に出るが、例えば、カレイとアジは一緒に釣れるはずもなく、キスゴとチヌが釣れるわけでもなく、経験とともに釣るサカナを一本にしぼって、そのために準備をするようになった。

「やる気があればなんでもできる」というのは農業には通じない言葉かもしれない。いまはひとつのことを深く掘り下げ勉強する時期だなぁと、巨大なサツマイモを見ながら反省した。このイモは外でおお鍋で煮て、鶏のオヤツにしたいと思う。もしかしたら鶏が太り過ぎるかもしれない。

00/09/20(水) 07:12 六さん(JAG07563)


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