JAG07563 六さん 9月25日しんあい農園日記

 

きょうは8鶏舎のうち、最後まであいていた鶏舎に170羽の赤鶏(90日齢)が入る日なので早朝から待ち構えていた。いつもは朝7時にはトラックが橋を渡るのに9時まで待っても来ないので、日にちを勘違いしたと思って仕事をしていたら電話が鳴り「午後2時納品します」と言われた。だいぶ気候も涼しくなり、夜に鶏を運搬する必要がなくなったという。

タマゴを昼に自宅に運び1時間午睡した。それから岩国市近くの自家消費米を、お願いしている農家に受け取りに高速移動した。もう数年前から、この老夫婦に低農薬でお米をお願いしている。30キロ袋を10袋受け取り、代金をお支払いして農園に戻った。米は農園に設置した貯米器にいれ、必要な量だけを精米して使うのが我が家のやり方である。

寄り道をした。農園近くにイチゴファームがあり、そこでは農園と同じ赤鶏が放し飼いされている。雛の時分からここの鶏を見ているし、農園の最初の鶏とほぼ同じぐらいの日齢である。見て驚いた、ほとんどの鶏が羽根を落とし、まるでローストチキンが歩いているような風景だった。なぜそうなのかわからないが、体型もあまり大きくなく元気もなかった。

帰って新入鶏と対面。170羽の雌に対して7羽の雄がいるから有精卵となる。タマゴを本格的に生むまでには約二ヶ月を要することになる。

話題は掃除に。日曜の朝、泊まりにきてくださった方が窓をきれいに磨いてくれた。本当は気にはなっていたが、なかなか手がまわらず、鶏舎から出てくるホコリがついて汚れているのは知っていた。

今朝、川からたちのぼる川霧が濃く、その霧の中をのぼる太陽を部屋かから眺めいい気持ちになった。本当は、こんな風景はよくあるのかもしれない、けれど、ホコリで汚れた窓から見る風景にはなにも心が動かない。やはり掃除は偉大なりとひとり合点した。

疲れて10時には布団敷いた。すぐ夢を見た。新しい鶏が農園に入ってきたが、動物に襲われローストチキンのように食いちぎられている、そんな惨状の夢だった。なんとか手を打たなければと農園を走りまわっていたとき、携帯電話の音で飛び起きた。間違い電話かすぐ切れた。履歴で発信したがつながらなかった。午前1時前だった。間違い電話に救われたような気持ちになったのでビール飲んだ。

8鶏舎は静かに朝を待っていた。

00/09/26(火) 07:08 六さん(JAG07563)


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