六さん 10月1日しんあい農園日記

6時前、農園に戻り鶏舎を点検した。きのう夕方、日曜はひとりで世話をするわたしのために、各鶏舎の給餌は満タンにしてあった。わたしは150キロあまりの餌をバケツで運ぶ労力から開放された。タクロウ君の気配りに感謝。

9時過ぎ、常連の老夫婦がタマゴを10個お買い求めにこられた。日曜の朝、必ずおふたりで、小野田市から通ってくださる。「おいしいタマゴをありがとうございます」と、お礼を申されるのもいつものことで、300円がわたしには宝物にもなる。

ご夫婦が帰られるとき、掃除の仲間 山根さんが来てくださる「11時までお手伝いして、タマゴをお店に運びましょう」とボランティア。鶏舎を歩きまわることより、昼ご飯と夕食を作ってくだされば助かるのでお願いした。冷蔵庫にあるモノだけで2食、昼は味噌汁と豆腐とタマゴ焼き。夜は焼き飯とテーブルにわけておいてくださった。犬の晩ご飯もつくって800個あまりのタマゴを満載してお店に走ってくださった。夕方は、スペシャルに初参加のタクロウ君のことも彼女に託している。

12時過ぎ、だいたい決まった午前中の仕事をやり終えた。いつもはふたりですることを、おおまかにするとはいえ、やはりひとりでは疲れる。と理由をつけて缶ビールをあけた。

午後からはパソコン通信。時間は90分と決めていつもの仲間にメールをつくる。こうしてひとりで山奥にいても、世界中に出ていけるのはこのノートパソコンのおかげであり、井辻さんや中村さんにご縁がなければ、こんな無味乾燥なものはやらないとパソ通などしなかったと思う。

午後2時、島原に帰る息子夫婦が立ち寄ってくれた。別になんの会話をするでもなく、彼らは鶏をみて、孫のおしめを替えて農園を立ち去った。親子ってこんなもんかもしれない。会話はしなくても帰る者に送る者の気持ちは通じる。

きょうは休みだからと、必要なことだけをして、ゴロリと横になりCDを聴きわたしの日曜を満喫した。

夜7時半、家内に電話をした。お店は7時までなのでもう夕食時間だろうと思ったが、買い物の最中だった。

お掃除仲間が遊びにきたり、鶏が脱走したり、山羊が田にはいったり、クレヨンのママが飲みにきたりと、いつもは、なにかがおきる日曜が、きょうは平穏に終わった。

00/10/02(月) 05:30 六さん(JAG07563)


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