六さん 10月13日しんあい農園日記

朝食と同時にその日のお茶をつくる。真夏には4リットル以上、わたしもタクロウ君も飲む日がありふたりではあるが量はたくさんつくっている。今朝は大失敗。少しまえからお茶がなくなりそうだ・・・・とは感じていたがお湯は沸いたがティーバックがなかった。でも、どこかにふたつぐらいはあるものだとさがしたら、案の定あったのでお湯に入れた。

2時間もしてぬるくなったので、ペットボトルに移しているとどうもお茶のかおりがしなくて、うどんのにおいがする「あっ」と引き揚げてみると、それはカツオのダシパックだった。タクロウ君に「すまんが、きょうは白湯で済ましてくれ」と謝った。

午後、自宅のタタミの上でゴロゴロしていると電話が鳴った。掃除やSOでお世話になっている舟木さんから「足立さん、いまFM放送で農園やあなたの名前がながれましたよ。アナウンサーの木谷美帆さんがお話しされていました」と興奮気味で話された。外では家内がピーズサインをわたしにおくっている。

しんあい新聞を作ってくださる、イラストレーターのえっちゃんが、9日友達5人を農園にご案内してくださった。会費800円でタマゴ10個お土産つきの夕食会が挙行された。家内が腕によりをかけて、刺し身や栗ご飯、豚汁と出張家事をしてくれた。ギャルと一緒の夕食は楽しく缶を3本飲んでいた。

雑談のなかで、神戸の震災の話題になった。わたしは兵庫区浜山小学校避難所で40日(復興祭まで)ボランティアをさせていただいた。その話しをしていると、わたしは神戸で地震を体験した。という神戸ギャルがいた。たまたま実家の神戸に帰省しているときに激震があり、勤め先のFM山口に番組までに帰れないという連絡をしたいのだが、携帯電話や一般電話は不通だった。三宮だったか、使える公衆電話を発見し局に連絡。局からは「いまの状況を中継してほしい」という要請で、公衆電話から惨状を中継したという。その最中、男性があらわれ電話を貸せという「いま、生中継で・・・・」と返事をしたところ「オレの女房はそこで死んどるんじゃ」と一喝されたという。

当時を思い出して、彼女の目から涙がこぼれた。わたしも避難所での出来事は忘れかけていたが、彼女の話しで鮮明に当時がよみがえった。しばらく震災の話しをした。彼女がわたしに手を差し出して握手を求めた「おじちゃん あんたはええ人や」と。

その彼女が木谷美帆さんで、農園のタマゴが美味しいということをFM放送で語ったのである。家内はお店で終日FM山口を聴いているのでピースサインが出た。物事の広がりは意外なことがある。

夕方4時、山根さんが来てくださりわたしのトラックでお掃除県大会の打ち合わせに下関は南風泊市場に向かった。途中、浪花の荒川さんが、明日から参加される岐阜県の大正村掃除に学ぶ会10回大会に行くとき、わが農園のタマゴをもっていきたいとご連絡がり配達して市場についた。

一週間さきの打ち合わせを午後9時ごろまで行い、松村専務のはからいでふぐちりと雑炊が出た。運転なのでビールは辞退したが美味かった。浪花の荒川さんから「帰りに寿司を食べて帰ってください」というありがたいお電話を頂戴したが、荒川さんも明日は早朝の新幹線なのでご辞退した。10時に市場をでて帰る道中、今度は山根さんの携帯に「来ませんか」とお誘いがあった。お掃除というだけのお付き合いなのに、まさに親戚以上のお付き合い(井辻さん談)ができる。

12時前、パソコンをひらいたら広島の瀬野恵美子さんから、メールが届いていて感激。眠たいけど返信させていただいた。

00/10/14(土) 06:42 六さん(JAG07563)


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