JAG07563 六さん 10月14日しんあい農園日記

朝7時前、タクロウ君の車が橋を渡る気配を犬は覚えている。迎えに行きたいと尾をビュンビュン振ってその気持ちをわたしに伝える。シャッターを開放すると一目散にお迎えに行き、彼の車の周りを飛び跳ねる。そこで彼は運転席をあけて犬をヒザに抱いて300メートルぐらい走ってエンジンを切る。それが日課のようになった。

きょうは、山口スイミングスクールから子供たちが採卵を体験に来る日である。到着は11時前とメールで打ち合わせ済みである。タマゴをお店に運ぶ時間は遅くても12時前には農園を出ないといけない。朝から集められるだけのタマゴを集め、なおかつ子供たちが採卵を楽しめるタマゴは残しておくことにした。おまけの畑のサツマイモ掘りはタクロウ君が指導することにした。

10時前後から、次々に来園される方があり、10個、30個とタマゴを売りながらお店に運ぶ準備をすすめた。掃除の仲間、加藤さんが今週も来てくださり、どんどんお手伝いしてくださるので安心。

子供たちも加藤さんと同時にマイクロバスで12名が到着。他に引率の先生方や保護者は別の車で到着。さっそくシナリオどうりに各鶏舎に子供たちを案内して巣箱の裏側からタマゴを容器にとってもらった。はじめての経験で目がいきいきしていた。とったタマゴは昼に別の場所で食べるということで64個お買い上げしてくれた。タクロウ君にイモ掘りを任せ、加藤さんには割れたタマゴでタマゴ焼きをつくって半分はタクロウ君の昼飯よう、半分はわたしの今夜のおかずにしてくださるよう頼んでお店に向かった。

昨夜は下関で会合だったので睡眠時間がすくなく、あまりに眠いので缶コーヒーを2本飲むことになった。もう禁煙して2年半になるが、ここで一服したら目が覚めるだるなー。と販売機を横目に缶コーヒーにした。

午後は定番となったパックのシール貼り。目標は毎日100パック(1000個分)。直接ご予約のお客さまにお礼を言うことはできないので、このシールにありがとうございます。の気持ちを込めながら貼る。責任者として、これは大切なわたしの仕事である。

朝、家内が魚市場に行ってくれたので、きょうは魚料理で昼は満足した。

タクロウ君も帰り、夕食も終えてウイスキーを飲みながら本を読んでいると、どうも鶏が騒ぐのでカーテンをあけて鶏舎をみたら、月あかりのなかで、一群が運動場に出ている。わたしが夕方戸を確実に閉めておらず、鶏が月夜に乗じて出たのである。

追い込もうにも、外のほうが明るいので鶏舎にははいらない。放置していれば夜中に獣からやられることは想像できる「捕まえるより方法はない」。時計は10時をまわっていた。作業服と長靴姿になり、針金を加工した捕獲する道具で捕獲した。4羽ぐらいは足をつかめば持てる。100羽近くの鶏を全部捕まえ、最後の一羽を終えたときには、疲れで足の付け根がブルブル震えていた。手も顔も鶏の脂粉でツルツルになった。

心の油断で鶏には済まないことをした。

00/10/15(日) 05:40 六さん(JAG07563)


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