JAG07563 六さん １０月１５日しんあい農園日記

月下の捕物で朝から足が筋肉痛だった。足には自信があるが、夜中に鶏を追いかけて捕まえるのは少々まいった。

９時ちょうど山根さんが来園「１０時１５分にここを出ます。タマゴをお店に運びましょう」と。日曜は、わたしが鶏をおいてお店に走るわけのはいかないので、家内が運搬を担当するが、山根便に託したら、わたしも家内も午前中仕事ができるからありがたい。約６０分、わたしは小走りでタマゴを集めダンボールに詰めることに専念した。約８００個は集めたと思う。汚れ、ヒビ、大きさも選り分けるので集中しての作業だった。

山根さんは、昼（豚肉の生姜焼き・味噌汁・野菜の煮付け・ご飯をセット）夜（キムチ鍋の用意）をして、犬の餌も２食分こしらえてくださった。彼女も６０分一本勝負でおお忙しだったに違いない。

１０時１５分。タマゴを載せてお店に向かってくださった。

それから、断続的にタマゴを買い求めてくださるお客さまがこられた。鶏舎の中の仕事もたくさんやりたいことがあり、金槌や板切れをもって入っていると犬が鳴いて来園を告げる。タマゴも次々に売れるので、タマゴを少しでもとりに鶏舎を走りまわる。昼寝を楽しみにしていたが、とうとう寝ることはできなかった。

きょうは地域のお客さまが多かった。驚いたのは、けっこうみなさんが情報ボックスをとおして農園日記を読んでくださっているということだった。「画家の石原さんって、山口県の方ですか」など、７月の日記を話題にされるご婦人もあり感激した。

じっとしていると寒さを感じるが、動けばうっすら汗が出る。鶏舎に長時間いたのでホコリがついており、自宅の風呂に入りたい衝動にかられた。もう湯船には一ヶ月以上はいっておらず、毎日シャワーだけで済ませている。キムチ鍋と犬をトラックに乗せて暗くなった山道を自宅にむかった。お店ではまだ家内が仕事をしており、わたしが店番をしているうちに市内の村上さん宅に配達に行った。

鶏を追いかけて走った筋肉痛を湯船でほぐした。

00/10/16(月) 07:48 六さん(JAG07563)