JAG07563 六さん 10月17日しんあい農園日記

 

朝は寒くなった。長袖の下着の上にシャツを着て、ベストを着込んで出てもしばらくは暖まらない。1時間、各鶏舎を歩きまわると身体が温もり腹もすいてくる。

農園隣接地で地主不在の土地があり、そこだけは雑草が生え放題。ここを山羊のゆきちゃんに食べ尽くしてもらう作戦を展開している。毎朝、杭を少しずつ打ち変えて、雑草はその分なくなり、夕方にはゆきちゃんの腹はパンパンに太っている。

午後から山口市内の配達と営業をした。配達は河村久仁夫さん宅とJ−フォンショップの有吉さんのお店で合計220個の配達。営業は居酒屋「やたい村」である。

やたい村の金本支配人は約束の時間5分前についたが待っておられた。タマゴの値段は次の次です。このタマゴつかったメニューをいろいろ考案しています。いつから届けてくれますか。嬉しい先制攻撃だった。わたしの勘ピューターでは、週600個納品がいまの農園で最大の力である。それを説明・・・・予約以外にスポットで遠くから買いにきてくださる方がある。予測はつかないが、いつも300個ぐらいはストックが必要である。

今週の金曜から「やたい村便」が出発することになった。後で頼んで教えていただいたら、農園のタマゴにすることで仕入れの単価は倍以上になる計算である。単なるおつきあいではなく、本当にこのタマゴでお客さまを満足させようという意気込みが伝わってきた。今後は2日に一度はやたい村便が走ることになる。

いま、もう一件大口の商談がすすんでいる。どうなるかはわからないが、とにかく鶏を仕入れて、来年1月ぐらいからの増産計画を実施に移さねばならない。

庄原市の宮崎さんがハガキで「すごいスピードで事業が展開していますね」と激励してくださったが、まさにそのとうりで、4月までは、つまり半年前までは養鶏とは無縁の仕事をしており、半年で1300羽もの鶏を飼育しながら、タマゴも買ってくださるという超スピードで動いている。

午後6時過ぎ、家内から「もう売るタマゴがありません」と連絡を受けた。タマゴ全部の一ヶ月の売り上げが純利益だったとしても、4月までのわたしひとりの給料のほうがはるかにいい。でも、こんな充実した毎日ではなかった。

タクロウ君が毎日草を与えたり、留守中に鶏舎の掃除などをきちんとしてくれるおかげでいいタマゴができている。最近夕暮れが早まり6時には帰ってもらっている。

00/10/18(水) 05:07 六さん(JAG07563)


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