JAG07563 六さん 10月27日しんあい農園日記

おかげさまでタマゴの予約がどんどん増え続けている。とにかく毎日完売ということは、食べていただく方は、その日にとれたタマゴを生で食べていただくから、放し飼いということもさることながら、新鮮さで支持されていると思う。

和菓子屋、レストラン、居酒屋と食のプロにもだんだん認められ、これまではタマゴを求めて農園にこられるお客様が多かったが、最近は同業者ふう(養鶏)の方も訪問されるようになった。その違いは質問でわかる。

前の仕事は、市町村議会の会議録を調製するという特殊な仕事に目をつけ創業した。儲からない時期は競争相手はいなかったが、わたしの愛車が中古のオンボロから、新車を買えるようになったころから、いろいろな会社がわが社の模倣をして営業をはじめてきた。北九州市にある新日鉄もその部門を開設して、福岡県ではわが社に脅威をあたえた。中堅どころの印刷所は各地で旗揚げをした。そのなかで熊本市内の一軒だけは現在でも続いているが他は淘汰された。

その当時、競合相手が次々に現れ、わが社が苦労してあみだしたノウハウを真似て市場に参入してきたことに頭を悩ました。しかし、あるときから「これは、わが社が素晴らしいから真似をしているのだ」と思えてきたら、競合に勝てる会社になればいい。常に内容でトップを走るためには競争相手がいるし、その緊張感が大切であると思った。

以来、他社ではできない数々の企画を打ち出し実行してきた。例えば、年に一度は全お客様を対象に博多駅周辺で研修会をした。内容はアンケートにより毎年決まる。こだわりは金曜日としたところにわたしのこだわりはある。自治体職員は県外に出張した場合には宿泊してよい。だから、金曜の午後4時に研修会を終えるとみなさんは、あらかじめ自分たちできめた観光やゴルフへと出発された。わが社は接待はしていないが、大変好評で毎年100名近くの参加者があった。そんな企画と、わたし自身が必ず年一度は訪問するという姿勢も貫いた。約200の契約先だったから、年に7万キロも走ることになった。

同業者が訪れるということは、わが農園のタマゴが評価されているという証である。なにも隠さず質問にはこたえている。

きょう現在、予約が月2万個をこえた。つまり、いまの鶏ではタマゴの生産が限界に近づいているということになる。月末、もう300羽導入する。

ご予約の方や、スポットでお求めの方にはしばらくご迷惑をおかけするかもしれないが、1月には安定供給ができるよう体制をつくりあげている。長崎から息子が、岡山から娘が帰省して、家内の事務的なことや、家事を手伝ってくれている。お店も混乱の時期を通過しているが、もうしばらくで安定する。

00/10/28(土) 05:04 六さん(JAG07563)


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