JAG07563 六さん 11月9日しんあい農園日記

暑いのは苦手だけど、寒さには強いと自負しているわたしが、今朝から石油ストーブを使いはじめた。農園の朝は寒い。日の出とともに、8時ごろから太陽に暖められて夜露が煙りのように白く蒸発してゆく。

自宅の台所で、これから先あまり使わないだろう。でも賞味期限はある。という食品を娘が手提げ袋いっぱい2つ詰めてくれた。ひとつは海苔やコーヒーセットで、これは農園の台所におさまった。もうひとつは、対岸のHのおばあさんに持っていった。

かたい戸をあけて薄暗い部屋にはいると、ばあさんが寒いので服をたくさん着てうずくまっていた。鍋やら食器やら靴など散乱している「ばあちゃん!いろいろあるから食べておくれ」と大声で言うとわたしに気がついた様子であった。「ええんかね 食べてもええんかね ありがとう」と。猫が3匹見送ってくれた。

午後、K高校の山本先生が同僚の橘高先生と来園。目的は、生徒が電車通学で使う駅のトイレを宇部線12ヶ所を一斉清掃したいので協力をしてくれ。ということである。いま宇部市内で一番掃除に意欲を示しておられる学校である。昨年はわたしが全校生徒に掃除の講演をさせていただき、今月18日には山根さんがされる。校長をはじめ先生方や生徒さんが宇部掃除に積極的に参加をされる。わたしの母校であり、わたしの時代は問題児の集まりで事件をよくおこした。

1時間ばかり打ち合わせをさせていただき、できるだけの協力をさせていただく約束をした。ゴミを拾うことができる人はゴミは落とさないし、便器を磨ける人は便器は汚さない。そんな人が増えてくれば社会はかわると思うから。

暗闇がせまる夕方、イラストレータの「えっちゃん」から電話があった「すぐ着きます」長身の男性と来たので彼氏かと思ったら友和クンという24歳の好青年だった。彼女はお願いしている農園新聞の件でタクロウ君を取材。わたしは友和クンと短時間ではあるがわたしの部屋で会話をした。けっこう深い内容があり、彼とわたしの心にベルトがかかった感触があった。彼はいま悩んでいた。

えっちゃんが差し入れを持ってきたので「きのう彼は19歳の誕生だった」と耳打ちしていたので「はい、おそくなったけどお祝い」とタクロウ君に渡してくれ、タクロウ君は照れまくっていた。

わたしには肉饅をプレセントしてくれたので、夜チーンして食べた。美味かった。

00/11/10(金) 05:48 六さん(JAG07563)


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