六さん 11月13日しんあい農園日記

少し井戸水の出が悪く、いつものように500リットルのタンクを積んでもらい水に行ったらその水も出が悪く困った。自宅まで片道40分走ろうと思ったら燃料も少なくスタンドに立ち寄った。自宅との往復の途中、国道2号線には安いガソリンスタンドがあるが、わたしはお掃除の会の仲間が営業している宇部市内のスタンドか、農園近くの田舎のスタンドを利用している。

それは小さいスタンドで、おばさんが暇そうにしている。軽油を入れながら「このタンクは何に使うかね」と聞くので井戸の話しをした。「宇部まで帰らんでも、ここの井戸を使いなさい」と親切な言葉をかけてくださった。あまえてもらい水をした。とても水圧が高く500リットルがすぐ満タンになった。お礼に500円硬貨を差し出すと「よく利用してもらっているから要らん」と断わられた。数円安いスタンドを求めるか、ご縁を大切にするかを考えさせられた出来事であった。

わたしの留守中、Hのおばあさんが来たとタクロウ君が言う。ヤクルトをビニール袋に20本ばかり詰めておいて帰っていた「少々古くて味が変わっても、身体に害はないから・・・・」と言い残したらしい。見るとヤクルトの容器は汚れている。おばあさんはこんなヤクルトを飲んでいるのかと驚いた。わたしは飲めない。気持ちだけいただいた。

清水さんが柿を持って遊びにこられた。荷物を農園内で運搬するには軽四のポンコツがいいかどうかという話題をしたら、トップカーの使わないのを重岡さんが持っているから交渉しょう。と帰っていった。しばらくすると、トップカーと軽トラがランデブーで橋を渡って来た。お世辞にも新しいとは言えないが軽快に走って農園に到着。すぐに使い方を説明しはじめた。「それより前に、これはいくらで売りますか」と言葉をさえぎったら、老人ふたりはまだ値段を決めていないことに気がついた。しばらく相談されたがひとりは補聴器をしておられるので、会話は全部ストリップである。4万円なら損はない・・・・と話していた。わたしも聞きながら、それならなんとかなると思った。乗り方はタクロウ君に受講させてわたしは温泉にいった。

きょうはわたしには特別の日なので少しの贅沢。1時間ゆっくり温泉を楽しみ、真っ赤な夕暮れの中を農園に戻った。ビールは富士山と恵比寿、これなら縁起もよかろうと犬を相手に乾杯した。

00/11/14(火) 03:30 六さん(JAG07563)


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