JAG07563 六さん １１月１７日しんあい農園日記

　

朝の仕事を済ませ、出勤してきたタクロウ君と交代して朝食を食べていると「おはよう」と言う声がする。Ｈおばあちゃんが来た。もう犬も吠えなくなった。

また、汚れた容器のヤクルトを１０本ほどもっており飲めというが、それだけは勘弁して欲しい。今度は食べ残しの梨をたくさんビニール袋に入れており、鶏にやってくれんかと言う。鶏が食べるとは思わないし、半分は腐っているように見えた。あまりしつこく鶏にうやろうとするので強い口調で止めさせた。タマゴをお土産に、帰りに入り口の渋柿を袋いっぱい落として帰った。

明日は庄原のお掃除仲間、林さんから使い終えたパソコンをタクロウ君は譲り受け、その足で福山に一泊の帰省をする。土日と２日農園をあけるので、彼なりに気をつかい、留守中わたしにあまり負担がかからないよう終日動いてくれていた。その気持ちが嬉しかった。帰るとき、パンを持って真っ暗な山羊小屋に行って２日のお別れをしていた。この優しさが彼のいいところである。少しばかりの土産と、わたしのＪＣＢカード（高速料金用）を持たせて見送った。

夕方自宅に戻った。明日から一馬力なのでゆっくり風呂につかり、食事もきちんと食べておきたいので。宅配が届いていた。高松市の発送で渡辺尚美さんからだった。彼女とは数年前ご縁があり、フラメンコを習っているということで、毎年行われている影清洞の「洞窟フラメンコ」にご招待したことがある。

彼女はフィリピンで貧困にあえぐ子供たちと現地で接し、なにか役に立ちたいといつも話していた。宅配の小包にメッセージがあり「明日からフィリピンに発ちます。当面一年の予定です」と結ばれていた。そうか、ずっとこの機会をねらっていたんだなー。と筆跡から感じた。

大きな志を抱いてもうフィリピンに着いておられると思うと、わたしもまだまだ頑張ろうという元気をいただくことができた。いつの日か活躍の様子を聞かせてもらえるその日がくるのを楽しみに待ちたい。

00/11/18(土) 04:32 六さん(JAG07563)