JAG07563 六さん 11月19日しんあい農園日記

 

ヨーロッパでは動物の福祉が日常的だとトラックのラジオで聞いた。大別して二種類ある。

ひとつは小動物に対する福祉。道路でたくさんの小動物が死んでいる。カエル・カメ・タヌキ・ヘビにイヌ、ネコなど、これらが事故に遭遇しないよう、例えばカエルであれば高さ20センチの壁を沿線に延々とつくり、さらに、どうしても向かい側に行きたいカエルのために道路の下に土管を埋設して便宜を図るという。大分県高崎山付近の高速道路には、サルの通路としての高架があるが、これは事故を防ぐ、いわば人間本位のモノである。

次は家畜。ブタ・ウシ・トリなど一頭、一羽あたりの床面積の基準があり、いわゆる密飼いにならない配慮がされる。加えて、ブタには接し12度以下の飲料水はブタの健康を損なうのでやらない。ということまで詳細に決められている。

わたしは、鶏を通してスイスやドイツではこういう飼い方がされていることを知っていた。それにわたしも近づきたいと努力をしている。ところが、報じるラジオをアナウンサーは「まもなく肉になる家畜にまで福祉なんですね」とおそまつな私見をはさんで番組は終わった。

たかが空気、たかが水という不真面目な考えが、どれだけ環境を変えていることであろうか。たかが肉かもしれないが、その「たかが」の背景には、人間のおごりが見え隠れしている。

10時、山根さんがタマゴ運びの奉仕に来てくれた。わたしが最後のタマゴを集めるまでの30分で冷蔵庫にあるもので親子丼、野菜炒め、納豆汁(初めて)をつくってくれた。10時半にお店に向けて出発。

渡辺バラ園の奥さまが来園。たくさんタマゴをお買い上げくださった。きょうは地域の文化祭があり、カラオケなど出し物があるので、毎年のバラの花束より今年はタマゴにして宣伝しましょう。と100個近くお買い上げくださった。

明日はタクロウ君が出てくるが予報では雨という。雨のなかでの餌運びは苦労するので、夕方、全部の鶏舎に300キロの餌を90分かけて運び込んだ。これで明日の夕方まで、もしかすると明後日の朝まで大丈夫と思う。

00/11/20(月) 05:13 六さん(JAG07563)


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