六さん 11月20日しんあい農園日記

一泊二日で里帰りしてきたタクロウ君は、充電したような顔つきで7時に農園に出てきた。あまり口数多くは語らないが、新しい帽子や電気コタツを自宅から運ん話題などからいい一泊だったんだなぁと感じた。

22日から教育実習で2週間やってくる重兼君(16歳)が、きょうは自宅からひとりで農園に通勤練習をする日である。バス終点が農園から歩いて15分の場所にあるので、小雨のなかを雨合羽を着て歩いてバス停に迎えにいった。

途中、Hおばあさんの家の前を歩く。「水がない」と言っておったが、なんと雨どいからバケツやタライに水を受け、それを飲料水などに使っている様子が、歩いてみるとよくわかった。

8時10分。担任の先生が自家用車で到着。先生は、彼が乗り継いだりする様子を遠くで確認しながら、先回りしてきたと言われる。予定より10分早くバスは着いた。大型バスの前に座っているのは彼ひとりである。運転手に障害者手帳を提示して料金を支払って降りてきた。詰め襟の学生服が凛々しかった。

農園まで道を教えながら歩いた。最初は緊張して無口だったが、いろいろ質問のジャブが潤滑油になり彼がしゃべりはじめた「27日がボクの誕生日です」と。おそらくその日は楽しいことが予定されており、彼は指折り数えているのであろう。-----昼は焼肉でお祝いしてやろう。と決めた。

タクロウ君とも挨拶をして、彼は先生の車で学校に行った。彼は始発の宇部線電車で「宇部駅」まで行き、そこからバスに乗り込み終点まで来るのである。着く時間は8時28分。片道約2時間の通勤になる。帰りは4時半過ぎにバスが出る。

明日は午後からお客様があるので、山口市内の配達を一日繰り上げさせていただき雨の中を配達した。えっちゃんも「やたい村」支配人にご紹介させていただいた。

そうそう、農園から美祢市に抜ける山道の頂上付近にお住まいの谷さんが、手作りの柚味噌を差し入れてくださった。彼女はいま、わたしが持ち歩いていた森 信三先生の本を読み始めた。とても感動していると話してくれた。嬉しくなり鍵山相談役の著書を一冊プレゼントさせていただいた。

雨合羽で汗をかき、少し風邪気味になる。

00/11/21(火) 05:29 六さん(JAG07563)


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