JAG07563 六さん 11月21日しんあい農園日記

 

大体3日から4日の間隔で井戸水が300リットルぐらい不足する。もう水汲みは慣れたのでそれも生活の一部となって面倒とは思わない。それより炊事をするにしても、道具を洗うことにしても「もったいない」という気持ちが、わたしもタクロウ君にもうまれてきたので、それでよかったと思っている。

水は車で3〜4分の場所に龍月園という造園業者の資材置き場があり、そこから湧き出ている豊富な水をもらっている。田舎のお礼は、たまに現物(タマゴ)でじゅうぶんである。いつも500リットルタンクをトラックに積んで行く。その様子をみていて「もう少し水量を多くしてやろう」と社長の藤本さんが、雨で仕事ができない日を選んで、人手をかけて工事をしてくださった。そのおかげで、300リットルは10分あまりでタンクに入るようになった。

野菜くずがありませんか。と渡辺バラ園の奥さまに頼んだら、すぐに大根の葉を手に入れてくださった。

農園内の荷物の運搬にボロでいいから車がなかろうか。と清水のじいちゃんに相談したら、その日にトップカーという農家専用の車のオンボロを手に入れてくださった。

柿でも栗でも鮎でも米でも、たちどまって見回したら、なんでも手に入るのが田舎だと思った。それもみなさん善意で動いてくださる。

午後、お掃除仲間の井場元さんを、ぎじろくセンターの白井社長が農園に案内してくださった。井場元さんの会社でインターネットを介した販売を計画され、そのなかで我が農園のタマゴを取り扱ってくださるという願ってもないお申し出だった。いま、日に1200個ペースでタマゴがとれるようになり、12月初旬からは加えて300個はとれるようになる。本気で営業しないとタマゴがだぶつく懸念をしていた矢先で嬉しかった。

今月2日にうまれて持ち込まれた「対馬地鶏」は順調に生育している。もう育雛箱では広さが限界なので外に移す計画をしていた。雛を買わせていただく中山育雛場の中山社長に電話でそのことを相談した。わたしは保温が気になっていた。すると生後20日もすれば保温の必要なし。という回答を得た。で、あらためて箱の雛を見て納得した。これぐらいの大きさに成長したら、自然の状態でも親のふところに入れる大きさでななかろう。物事は本気で見れば答えはあるのに。

00/11/22(水) 04:45 六さん(JAG07563)


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