JAG07563 六さん 11月22日しんあい農園日記

農園の吉部から、宇部の聖和幼稚園(加藤敦子先生)にお子さんをマイカーで送迎しているという若いお母さんとご縁ができた。ご自分の納得できる幼稚園にお子さんを通わせることは悪くないと思う。でも、毎日片道40分以上はご苦労が多いことだと思った。わたしの子供の頃は、通園バスなどないのでだいたい地域の子供は同じ幼稚園に歩いて通い、家に帰ってもその仲間と遊んでいたように思う。

K君の初仕事がきょうである。約束どうり8時20分にバス停に迎えに行くと、きょうも大型バスをひとり貸し切りでやってきた。きょうは学生服の胸に「実習生」というセルロイドが輝いていた。彼を先頭に農園まで歩いた。

着いてタクロウ君を「Sさんと呼びなさい」と紹介した。彼の面倒はタクロウ君がみることになっている。作業服と長靴姿になったK君に、トイレや手荒いそして午前中の仕事を説明しているタクロウ君は、なかなか立派なリーダーである。

K君を見ていて思うことはふたつある。ひとつは、とても返事が気持ちがいい「はい」と理解できたときは言い、わからないときは「わかりません」という。これはとても爽やかである。

もうひとつは、動作は速くないが確実である。例えば着替えた学生服をきちんとたたむまで時間はかかるが確実にやる。

午前中はタマゴの表面を布でふくという作業をしてもらった。ふと見るとハナを垂らしている。風邪をひいているらしい。ティシュをひと箱側に置いておくと、何度もハナをかみ、その汚れた紙を新しいティシュでくるんでゴミ箱に入れていた。薪ストーブに火をつけ部屋をあたためた。

きょうだけは見送っておけよ。とタクロウ君に頼んで週末の掃除道具を整理に自宅に帰った。公園トイレの班編成とそれに伴なう道具を全部整理した。6時に農園に戻って「どうだった」と聞くとタクロウ君は「ゆきちゃんと一緒に送りました」と言う。なんと、バス停まで山羊も一緒に散歩をしたらしい。重兼君も楽しい思いをしたことだろう。

明日の朝は一番の冷え込みという。外に出して暖房をとった対馬地鶏のヒナがとても気になるが、この冷え込みも乗り切り成長してほしい。夏も体験し、いよいよ寒い冬に入った。

00/11/23(木) 05:03 六さん(JAG07563)


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