JAG07563 六さん 11月24日しんあい農園日記

誤算で来月からタマゴがだぶつきそうな気配がしている。これが生鮮品でなければ「そのうち売ろう」と安気に構えるところであるが、鮮度で勝負をしているので頭が痛い。

悩んだあげく新聞にPRの折り込みをいれることにした。さっそく折り込みセンターに行き朝・毎・読の3紙の地域別購読者を調べ見積もりをとった。内容はイラストレーターのえっちゃんに頼もうと、23日農園におこしいただきわたしの真意を伝えて協力をお願いした。

えっちゃんが言った「足立さんが新聞広告を入れるとは思わんかった」と。わたしもそのことが気になりつつ計画をすすめていた。新聞に「いいタマゴです」と折り込みを入れないとPRできないようなことではホンモノではない。真面目にタマゴをつくれば、その味がひとりで営業してくれる。それがわたしのタマゴ。えっちゃん見送ったあと、その言葉が重くて鉛を飲んだような気持ちがした。売らなければならない。タマゴを捨てるようなことは避けたい。

一晩考えた末、折り込みは止めることにした。ここはわたしがどれだけ営業に時間と努力を費やすかで乗り切るべきだと判断した。折り込み代・印刷代と思っていた金額でご縁をいただくタマゴを多くの方に食べていただく方法をとろうと思う。可能な限りの選択肢で切り抜けるほうが、無責任な新聞広告で一喜一憂するより確実な方法だと思う。

いろんな試練を自分で切り開いていくことも楽しいじゃないか。と言い聞かせて。えっちゃん ありがとう。

00/11/25(土) 05:19 六さん(JAG07563)


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