JAG07563 六さん 11月26日しんあい農園日記

 

7月20日、農園開所パーティには大勢のみなさまがお集まりくださった。お掃除の大先輩、熊本のレストラン ティア元岡社長もご多用のなかをおこしくださった。-----営業は人がするのでなく、タマゴがしますよ。という意味の言葉で激励してくださった。その意味がわかりはじめてきた。

わたしはいわゆる「こだわりタマゴ」には否定的な考えを持っている。タマゴに特殊な成分があります。と宣伝している値段の高いタマゴがそれである。タマゴ本来の味や栄養があればそれで十分ではないか。といつも思っている。差別化という言葉があるが、そのために黄身が濃くなる飼料を添加して飼料コストをあげることが差別化なら、結果はお客さまにつまらない負担を強いることになる。

元気な鶏が衛生的な環境で生んだタマゴはおいしい。その一点ですすめていこうと思う。

そんなことを、タマゴを買いに来てくださったお客さまと鶏舎の前でお話しをさせていただいた。

新聞広告が効果をあげて、大勢の人がご注文してくださっても、わたしのタマゴにたいする思いが伝わらない人は、もっとなにか添加したタマゴが欲しいと去っていくかもしれない。そのときには予約に応じて育てた鶏とタマゴが余ってしまう。タマゴを理解して支持してくださるお客さまを、タマゴが営業してひろげてくれることが大切である。

夕方、自宅に戻った。家内は市内に配達にでかけ、わたしは掃除道具の始末やタマゴの整理をしていた。小走りに走ってこられた奥さまが「もう営業時間を過ぎているとは知っていましたが、今夜のタマゴが欲しくてきました」と10個お買い上げくださった。

とても気持ちのいい出来事だった。

00/11/27(月) 05:39 六さん(JAG07563)


| 電子メール | スペシャルエッグ | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |