きょうはＳ君の１７回目の誕生日。計画どうり昼食は焼肉でお祝いをする。材料は家内が運んでくるので、それまでに仕事をすすめておけばいい。

食器を洗うので多量の水が必要と思ったので荷台に５００リットルタンクを積んで農園を出るとき、橋のうえでＲＶ車とすれちがった。若い女性が運転しておられので「タマゴのお客さま」と思って道を譲って会釈をした。

龍月園のオヤジが、わたしのためにつくってくれた水汲み場は水量が豊富なので、３００リットルはすぐにタンクにおさまった。これだけあれば食器洗いには充分だと農園に戻った。さきほどのＲＶ車がともう一台の２台が停まっていた。

ＲＶはＳ君の担任山本先生の車で、もう一台は彼の母親の車だった。先生は彼の実習の様子を見学にこられた。母親は実習期間中に一度は保護者が現場に行くという仕組みのなかで、それがたまたまきょうになったらしい。親しい二人に見られて照れながらタマゴをふいている彼はとてもかわいい。

山本先生が「寒くはないかね」と尋ねた。彼は長袖シャツの上に作業服を着ただけだった。先生がもう一枚服を着せようとして気がついた。彼は素足で長靴をはいていたのだ。わたしは足が冷えるので、靴下は山行き用の毛糸を重ねてはいている。「学校の農作業実習では、長靴に土がはいり靴下が汚れるので素足で靴をはかせるのです･････」Ｓ君は、先生に教えられたとうりに素足ではいていた。鼻水をふきふき仕事をしてのは素足だったのか。すぐ薪ストーブに火をつけた。

炭も燃え始め、焼肉の用意を整えてささやかなパーティー。わたしがお誕生おめでとうというと彼は「どうもありがとうございます」ときちんと挨拶ができて拍手をした。

明日は大阪行きなので、タクロウ君にたくさんの用事を託して午後から山口市内の配達にでかけた。国際ソロプチミストから「宇部掃除に学ぶ会」が表彰されるので、みなさんを代表しての大阪行きである。何ヶ月ぶりに整髪料とブラシを買った。明日はネクタイをしめて行こう。

00/11/28(火) 05:35 六さん(JAG07563)