JAG07563 六さん 12月2日しんあい農園日記

午前7時は気温ゼロ。鶏舎周囲の金属は凍りついているが鶏は元気に毎日の営みをしている。きょうで生後一ヶ月の対馬地鶏のヒヨコ14羽を誕生祝いに放したら、とても嬉しそうに走りまわって一日を過ごしていた。孵化器で生まれ、親を知らない子供ながらたくましい。

チャボの雛も3羽誕生して、ヒヨコが走りまわり親鶏を奔走させておだやかな農園の一面をみせる反面、きのう仲間入りした薩摩鶏は尻を血まみれにしてかろうじて生きているもの、群でリーダー的存在として君臨できたもの様々である。そんな自然な営みが農園だと思うようになった。淘汰もしかたがないという心境である。

フリー ジャンクション グループ 広島の白方さんという方が、永本建設さんから紹介されたと午後来園。4名のみなさんとコーヒーを飲みながら歓談の時間を過ごした。

夕方、福山からYMCAの梶原さんを、山口の河村さんが小郡にお迎えくださりおふたりで来園。脳力開発の黒田先生をぎじろくセンターの白井さんがお連れしてくれ、今夜は黒田、梶原、河村という面々が宿泊となる。食事は近くの仕出屋で頼んだ。酒だけは少々の人数でも余るほど備蓄がある。

6時ごろから、タクロウ君に「頼む」と言って飲みはじめた。話しが盛り上がり7時過ぎに「失礼します!」と声をかけられて、それまで仕事をしていたことに気がついた。毎朝7時には到着する彼は6時前にはまかないのおばさんのところに行き、朝飯を食べて6時半にはアパートを出ている。で、仕事を終えるのは午後7時。その間座っている姿をみたことがないほど動いている。彼ほど働く人を見たことがない。

5月から毎日わたしと働いてくれ、お互いにだいたい腹のうちは理解できつつある。明日はひとりで鶏の世話をするわたしのために、きょうできる明日の準備をできる限り済ませて帰る彼に、年末の賞与を支払える力はまだ農園にはないが、あと半年でそのぐらいの力をつけたいと思う。今月は彼の車に装着する冬用タイヤを現物支給と、年末年始の休暇はきちんと出させてもらおうと思う。

わたしにとって、思うことのほぼ100%の仕事をしてくれる。「ほぼ」のできない部分は、19歳という彼の年齢で許せるところである。一回トイレの掃除を完璧に終えて、一日の仕事を終えていた。

00/12/03(日) 05:10 六さん(JAG07563)

 


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