JAG07563 六さん 12月3日しんあい農園日

昨夜は、梶原・黒田・河村さんが腰を据えて飲み、語ってくださり楽しい一夜を過ごすことができた。8時までみなさんのお相手をさせていただき鶏の世話をはじめた。

いつもは7時までに一度集めるタマゴが、もうあふれんばかりに採卵箱から転がり出ている。その数は1000個をこえていると思う。これをひとりで集めて検査して箱に詰める作業は、昼飯抜きでやっても午後2時ごろまではかかるであろうと想像した。

先日の鹿児島掃除の大会のように、わたしが一泊で出るときには仕方がないが、忙しいからタクロウ君に「日曜も出てくれ」とは言わない。その状況に自分の身をおくことにより、今の仕事の手順や問題が見えてくることがあるので、安易に忙しさから逃れるのではなく、むしろすすんでやるほうが農園にいい結果が出てくる。

タマゴと餌やりで一日を終えたが、その間に300個をこえるタマゴが売れた。これには愛犬が協力してくれる。騒々しい鶏舎の中で作業していると、来客がわからないが何度か吠えてくれるのでわかる。日曜は犬が吠えるごとに売り上げがあがるというわけになる。

おいしいタマゴと噂を聞いてきた。というご婦人は入り口の渋柿を土産にしたいのでとってくれと言う。これも仕事のうちだと言い聞かせて、トラックの荷台を木につけて満足される数とった。将来はこんな仕事をしてみたいというご夫婦がこられて話しが盛り上がった。掃除の会の仲間、山本さんは話し好きでわたしがタマゴを検査している隣に陣取りしゃべり続ける。放っておけば何時間しゃべるだろうかと「はい」とか「へー」とか相づちをうって聞いていたら2時間半しゃべってお帰りになった。

家内が稲荷寿司(わたしの好物)を6個もつくってくれもってきてくれた。そのときチャボの数が少ないと言う。手をとめて数えると1羽少ない。歩いて探していると羽根が薮に散乱している。なんとそこには10個ものタマゴがあった。わたしの不注意でここでチャボは何日もタマゴを抱いており、なにものかに襲われたと推理できた。

日が暮れて一日の疲れは自宅でいやそうと帰宅した。帰りにガソリンスタンドに立ち寄り水タンクに300リットルもらい水をして軽油も満タンにした。おばさんが「きょうは一人で忙しかった」とぼやきながら熱いコーヒーを入れてくれた。一日のうちではじめて温かいものが胃袋にはいり安堵した。野菜もたくさんお土産にくれた。もうよそ者ではなくなった。

00/12/04(月) 05:13 六さん(JAG07563)


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