JAG07563 六さん 12月5日しんあい農園日記

意外な出来事があった。薩摩鶏がもう環境に慣れたろうから放してみようと鶏舎を開放した。そのとたん徳地鶏の雄が薩摩の鶏舎に悠然と入った。身体の大きさは薩摩が3倍ぐらい大きいし、先日から薩摩同士が激しく喧嘩をしているのを見ているので徳地がやられると思った。

薩摩の群で一番体格のいい雄がユサユサと徳地に歩みより、他の鶏はこれから起きることがわかるのか隅に群れてなりゆきを見ていた。緊張の糸が切れ、足とくちばしで相手にするどい攻撃をはじめた。やはり体格の大きい薩摩が優勢で、徳地は何度も地面に転がった。気温は1度、ハッハッと二羽の白い息づかいが激しくなるころ、徳地が飛びあがって薩摩の顔を蹴った。それから形勢は逆転し、徳地が優位になり、その後薩摩は後ろ向きになり戦意を失った。徳地の雄一羽は、悠然と薩摩の鶏舎を歩きまわり、群は道を譲る結果になった。

身体の大きさではなくファイトが勝敗を決する。その瞬間をみた。命がけのやる気があれば道は開ける。

農協の倉庫を解体するので、そのなかにある「りん木」をあげようと連絡があった。こんな場合は「片付けよ」という意味に理解したほうが正解かもしれない。それは最優先しなければならない。

ロープをもって現場に行った。2.5メートルぐらいの丸太がたくさんあり、それが「りん木」だろうと思った。ひとりで一本また一本と荷台に積み上げ、タイヤが重さで平らになるころ軽トラが来た。自治会長というおじいさんが「初詣のたきぎにするから少しおいておけ」と言う。ああ救われたと「もう要りませんから」と荷台の山盛りにロープをかけて徐行運転で農園まで帰った。これはチェンソーで薪にするより使い道はないだろう。

材木を降ろし、タマゴを積んでお店に帰り昼食を済ませた。何人かお掃除の仲間が訪れて、お茶やコーヒーでくつろいでいたら急に吐き気がしてトイレで全部吐き出した。体調が悪いのかもしれない。

それで夕方は自宅に戻ったが、加藤さんたちと居酒屋に行くことになり生2杯と焼酎を何杯か飲んだ。大丈夫だった。

00/12/06(水) 05:23 六さん(JAG07563)


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