JAG07563 六さん 12月10日しんあい農園日記

 

ラジオを相棒にひとりで仕事をした。

午前中、渡辺バラ園のご夫婦が軽トラにモミガラを積んできてくれた。本当はわたしがとりに行くはずだった。いま奥さんは宇部の掃除に加わってくださる。筆まめな方で、イラスト入りのファックスがお得意である。

11時ごろ家内がタマゴを受け取りにきた。昼飯は保温袋に入ったスキヤキと温かいご飯で、朝から冷たい小雨のなかで動いたので食べたら人心地つき眠くなった。毛布をかけて30分熟睡できた。

ひとりのときは鶏が集団で脱走したりハプニングが多い。きょうは2羽鶏が死んだ。それは午後から鶏舎を見回っていて発見した。死んだメスはタマゴを半分生みかけた状態で横たわっていた。まだ足にぬくもりがあった。タマゴで難産したように思う。もう一羽はオスで、これは集団で尻をつつかれ無残な死に方をしていた。半年前は死んだ鶏を触るのも嫌であったが、慣れだろうかそれは無神経になった。

午後からは訪問者もなく一言の会話もない時間を過ごした。ラジオからは年末の慌ただしい雰囲気が伝わってくるがここは別世界。

機械で洗卵、選別をする方法をとるかどうかを思案している。どうしても毎日汚れたタマゴが出る。その汚れを刃物で削り落として、いわゆる「B品」として加熱してお使いくださるところにお買い求めいただいていたが、雑菌が心配で最近は自宅の給湯機のお湯を高温にし、短時間で汚れを洗い落として(すぐカラは乾燥する)清潔な布を交換しながら表面をさらに磨く。という作業をしている。洗卵機と理屈は同じであるが手間がかかる。

機械は少ない量のタマゴを洗うものはなく、日に何万個もとおすような大型になる。この作業をどうこれから改善していくか。これもわたしには大きな課題である。一番のネックは、短時間に温度をあげた流水でカラを磨きあげるという「短時間」が勝負である。モーターの回転を利用する方法で簡単なモノができないか考えている。

食べ物を取り扱うことは、直接命にかかわることがあり、その責任の大きさを感じるようになった。特に新聞などで食中毒事件には敏感になる。今週は家畜保健所に挨拶に行き、その点なども指導していただく予定である。

00/12/11(月) 05:29 六さん(JAG07563)


| 電子メール | スペシャルエッグ | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |