六さん 12月12日しんあい農園日記

先日ある老婦人と出会ったとき手招きされた「あんたのことが地域で噂になっている」と言う。おしゃべり好きの人が「噂」というとたいがい中傷と相場は決まっている「ああそうですか」とその場を去ろうとすると「農園の入り口に教えの石碑があり、どうも新興宗教らしいとの噂ですよ。本当かね」。

この地に来るまで、そのテの噂には泣かされた。まとまる話しがぶち壊しにもなった。オウムとまでも言われ、人権問題として裁判までおこそうかとも思った時期があった。

真剣な顔で老婦人に応えた「どうしてそんなわたしの秘密をご存知でしたか」と。おしゃべり好きのほうが去っていった。

鶏に与える餌は20キロ入りの紙袋である。一回の注文は納入業者の車の積載量があり120袋を頼んでいる。将来は自家配合「自家配」といって、餌を設計してこだわりをもたせようと思っているが、それをするにはまだ鶏の数とのバランスが悪いと思っている。しかし、コストから考えると紙袋より「バラ」というタンクを設置して入れるほうが安い。5トンのタンクを設置することにした。

実はもっと早く設置に踏み切れよかったのだが、鉄のタンクがそびえると農園の景観が悪いと考えていたがコストには負けてしまう。1個30円のタマゴから利益を出そうとするから細かい数字をより大切にしなければならない。

同時に汚卵洗浄機も発注した。どうしても汚れたタマゴが出る。それを捨てるわけにもいかない。市場に出ているタマゴは全部この洗浄機を通過して、なかには殺菌液までも通過しているタマゴもある。わたしの農園では原則は無洗浄ですすめていくが、毎日1400個近くのタマゴがとれ出したいま、どうしても例外処理は出てくる。業者を呼んで、瞬間的にお湯をあてながらブラシが回転してタマゴを洗い、すぐさま温風で乾燥させ、1時間に3000個は処理できるという(これが一番小型)機械を納得して注文した。

毎日多くの仲間からメールや電話で励ましがあり感謝している。

00/12/13(水) 05:33 六さん(JAG07563)


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