JAG07563 六さん 12月31日しんあい農園日記

わたしと、わたしの家族にとって大転機の一年が幕をおろそうとしている。人が具体的に助かる場を創造したいと思った。そのわたしの動きに家族はほんろうされた一年であった。しないで済む苦労をかけていることは承知のうえで歩んでいるから。

でも自分の信じる道を、せっかくの人生だから歩んでいきたい。

帰れ貧乏人!と小学生のわたしが罵られてどうしょうもない悔しさを経験したこと。あの場面がどうしてもわたしの生きていく背骨になっている。自分で努力して変えることができないことをののしられるほど辛いことはない。できれば、何人かでもいいから、同じおもいをしている人と歩んでいきたと思う。

夕方、鶏舎を見回っていると鶏が集まり騒いでいる。そばに寄ってみると弱い鶏がいまツツキ殺されそうな現場であった。出血はしているがまだ生きている。抱きかかえてやると、目を半分あけて苦しそうにクチバシをあけてハァー ハァーと息継ぎをしている。モノをつくったり、売ったりする仕事ではなく、生き物相手の仕事は常に怪我や事故と向き合っている。

生後240日、仲間にツツかれてもう生きる力もない鶏を、せめてあたたかい場所にとうつした。それしかできない。

大勢の人からの声援で支えらて大晦日、ひとり農園で過ごしている。ありがたい気持ちでいっぱいで。

ありがとうございます。

00/12/31(日) 20:08 六さん(JAG07563)


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