六さん 1月1日しんあい農園日記

長男家族が帰省して仕事を手伝ってくれている。大晦日ぐらいはみんなで団らんとも思ったが、今年は鶏と一緒に新しい年を迎えることにした。夕食・朝食の食材を買いに年末のスーパーに行く気がおきないので、コンビニでレトルト食品を買い込んだ。

ゆっくりお茶を飲む時間がないほど慌ただしい一年であった。しかし、この忙しさは自分で選択した結果であり、否応無しにさせられている辛い忙しさではない。楽しんでいるという部分がある。

一日も休まず働ける体力に恵まれたことにまずもって感謝。はじめてのタマゴ生産に大勢の方が、いろいろなお立場で声援をおくってくださり、いくつものハードルをこえることができたことに感謝。わたしの転職に生活が大きく変化したにも関わらず応援してくれる家族に感謝。なんとわたしは恵まれていることか。この年の瀬を地獄の淵でこえようとしている人もおられるのに。

テレビでは「朝までテレビ」がはじまり、この番組を朝まで観てしまった。長野県知事が実に歯切れよくいまの政治を批判する。でも観ているうちに、ひとつは、まだ何もやっていないじゃないか。あれもやる、これもやるはいいけれど、男は黙ってやれ。という思いがした。

もうひとつ、長野県だけがよくなることはない。当然、日本という大きなうねりのなかに包括されているだけに、そこだけがよくなるというストーリーには無理があるように思う。わたしの家族だけは いい空気で生きたい みたいな気がする。でもあのバイタリティーは魅力である。

とても眠たい新年の朝をむかえた。気温は4度と寒くはなかった。

元旦はタマゴは動かないだろうと思っていたが、300個の配達要請がファックスであったり、直接農園に買いに来られる方もあった。

いま配合された飼料をつかっている。毎日1万円以上は鶏が食べるからすごい量である。メーカーが研究した結果で効率のいい栄養バランスになっている。が、今年は自家配合に切り替えようと思う。気になるのは「動物性蛋白質」である。これは魚粉とは別に転化されている、この正体が不可解である。またフェザーミールという名前もある。これは鶏の羽根である。

メーカーの配合飼料をつかわないといい産卵結果が出ないかも知れないが、今年は餌にこだわりたいと思う。そのためには機械を買い、餌を現場でつくるという手間が増えるが、なっとくできるタマゴにするためには餌を抜きには前にすすめない。

01/01/02(火) 05:29 六さん(JAG07563)


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