JAG07563 六さん 1月4日しんあい農園日記

タクロウ君が7時前には初仕事に来た。数日自宅で過ごしたせいか表情がとてもやわらかい。「オヤジと酒を飲みました」が第一声なので、そのことが一番嬉しいことだったろうと察する。なにか節をこえて来た感じがする。いい正月だったろう。

現場をタクロウ君と正志(長男)に任せて下関の配達に出た。国道はスイスイは走られて1時間で着いた。途中「ふく の初セリが朝3時からあった」とラジオが伝え、松村専務も動きはじめたことを知る。

あの米店は当初、タマゴが米とセットで売れるかどうか危惧しておられたが、いまでは「あるだけのタマゴが欲しい」と請求されるようになった。タマゴを初売りし店主にお願いした「米ヌカ15キロ袋を売ってくださいませんか」。鶏はよく食べるから。一袋100円で毎週木曜に10袋(150キロ)を買わせていただくことになった。タマゴを売ってヌカを買ってくるという商売の面白さがある。

せっかく来たからには気になることをきょうは実行。JR長府駅前のペリカンに道を尋ねた「田中ブロイラーはどこか」と。すると今朝からの雪で広島山間部の高速を走るトラックが延着で、その対応におお忙しのようで交番で尋ねた。

田中食鶏は県内で唯一鶏の解体を請け合ってくれる業者である。他は企業が自社用に営んでいる処理場なので、わたしが鶏を持ち込むことはできない。社長と面談ができ、処理が頼めることと単価交渉を済ませた。これで農園のサイクルは一 応完成した。

下関往復の間に2度も中山育雛場の中山社長からお電話をいただいた。きのう発生した尻つつきに対するアドバイスをファックスで求めた回答である。とにかく素人のわたしに親身にお世話をいつもしてくださり頭が下がる思いがする。

給餌の問題と、つつく対象をつくろう。この2点だった。さすが、と感じたのは、鶏がつつく行為をすのはある種のストレスがあり、それを尻以外のモノをつつくことで発散させるとよい。例えばキャベツを丸でいれるとか、赤いボールを入れるとか。

ホームセンターに走り、赤のスプレーと軍手を買い込み農園に戻った。その軍手の指の部分を赤く染めて止まり木の下に釘で打ち付けた。結果はまだ出ないが、きょう一日は死ぬ鶏や怪我をする鶏は出なかった。昨日隔離した大怪我の鶏6羽は、その状態でもタマゴを3個うんだ。

午後から、掃除仲間が集まり猪鍋を囲んで掃除談義に盛り上がった。話しをすると、それまで頭の中にあったことが、だんだんに整理でき宇部掃除に学ぶ会の方向が見えてきた。無理がない範囲での細胞分裂ではなかろうかと、わたしは思っている。

01/01/05(金) 05:07 六さん(JAG07563)


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