JAG07563 六さん 1月18日しんあい農園日記
連日の氷点下。午前中、タクロウ君はタマゴを集め、わたしは鶏舎に水を30分おきに運ぶという作業になる。マイナス5度ものなかで働いても、慣れるとそれほど苦にならなくなるから不思議である。コタツにおれば絶対に出られない。 タンクの水も表面には薄氷がはっている。ホースで汲み出して、次に出そうとすると最初に筒状の氷が滑り出る。コンクリーにこぼれた水はすぐに凍りつく。ここが山口県ということが信じられない寒さである。 廣中さんがいつもの笑顔で給水の修理に来てくれた。医者や経営者と同じで、笑顔が周囲を安心させる。廣中さんの笑顔は広島の井辻さんに匹敵する。「頼む」と全部を任せてタマゴを載せて渡辺バラ園経由で店に帰った。途中、シートベルトの検問があり、たまたま外していたので停車を命じられ警官が窓越しにきた。「可愛い犬じゃねー」が第一声。結局「今回は厳重注意ということですよ!」で放免された。はなちゃんのおかげだった。 下関に配達があるので昼食を5分で済ませて出た。眠いのでコンビニでドリンクを飲み目をこすりこすり運転していたら、長府あたりで下関に帰る廣中さんの車と遭遇した。彼がVサインをしたので修理は完璧と知った。 食堂・ふくの里・魚市場・米屋そして河久の望月さんと5件まとめての配達。きょうは松村専務に吉部の豆腐を食べていただこうと、朝、農協に頼んでいたので、望月さんに専務のご自宅を尋ねた。何度かおじゃましてはいるが、住宅街でわかりにくいが、望月さんの地図で簡単に着いた。 豆腐をおいて帰るつもりが「あってください」と奥さまに引き止められ、早朝からの仕事で仮眠の専務をおこしてしまった。お抹茶でおもてなしいただいた。 明日、19日は汚れたタマゴを洗う「洗卵機」が入る。一ヶ月以上、毎日自宅の給湯機で汚れたタマゴを洗い、乾燥させ、キッチンペーパーで拭くという残業をしてきたが、きょうでその作業も最後となる。お湯を使うので両手の指がひび割れになり、ものに触るとき痛みがはしるが、この作業も終わりと思うと開放感がする。夜10時前に最後のタマゴを洗い終えた。 一日、それは多くの仕事をすることができるものである。 01/01/19(金) 05:11 六さん(JAG07563) |
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