JAG07563 六さん 1月19日しんあい農園日記

 

農園をはじめる前、主に九州各地の養鶏を視察して歩いた。いまでも困ったときや悩んだときに相談させていただく関係になっているのは、大分県久住町のグリーン ファーム荒牧さんである。

3年前の冬、久住掃除に学ぶ会が発足し応援に行ったときお土産がタマゴだった。それが荒牧さんのタマゴでとても美味しい味がした。約5万羽もの鶏を植物性の飼料、いわゆる全植(全部植物)で育てられている。養鶏に対するこだわりが随所に感じられる。お掃除仲間にすばらしい養鶏家がおられ心強い。

もう一ヶ所は熊本県菊池市に松岡コッコファームがある。ここは観光農園的で、とにかく養鶏というイメージからはかけ離れ、弁当をひろげて食べることもできるぐらい清潔である。わたしは写真でしか知らないヨーロッパの養鶏をここでイメージしている。

養鶏をはじめて半年以上が過ぎ、実際に多くの問題に直面して、もう一度この両方の養鶏を訪れたいという願望がつのってきた。二ヶ所を一日でまわろうと思ったが、荒牧さんには鶏を入れ替える時期にアドバイスいただきたいことが多くあるので、今回は松岡ファームに的をしぼった。片道3時間。鹿児島や宮崎を走りまわっていたわたしには菊池は近い。いつもどうり愛犬を乗せて走った。

時間と費用があればヨーロッパの田舎を訪れて農業を見たいと思う。いつかは実現させようと思っている。そこに行かれないときは、行った方がそれを参考に実際にすすめている方法を見るのが一番てっとり早い。そんな意味からもコッコファームから学ぶことは多いにあった。

昨年の春に訪れたとき建築中だった鶏舎は完成していた。どの鶏舎もすべて基礎部分が開放できる構造で、鶏は自由に鶏舎と広い運動場を往来できる。広い場所で飼われているので鶏は落ち着いている。これは、実際に養鶏を営んでいるわたしが肌で感じるものである。鶏にストレスがなく安心して生きている穏やかさが感じられる。

巣箱の高さ、給餌・給水方法、床の状態、鶏の数などいちいち参考になる。トイレ掃除も、指導者のもとで見て学ぶことが、我流で遠回りするより早い、今回もしっかり頭に焼き付けて帰った。

農園では洗卵機が搬入され業者が調整していた。また、新型の巣箱も入りその組み立ても同時進行でにぎやかだった。夕方の約束もありそれらの状況が気になったがタクロウ君に託して農園を出た。タクロウ君から「終わりました」の連絡は、8時20分だった。疲れたことだろう。愛犬も熊本出張で疲れ気味である。

01/01/20(土) 05:34 六さん(JAG07563)


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