JAG07563 六さん 1月21日しんあい農園日記

 

タクロウ君に休日出勤を頼んだのでお礼に昼は焼肉を用意した。鶏舎の建築をしてくれる村上さんも早々と出てきてくださり、昼はビールと焼肉を楽しくいただくことができた。

その昼前、シモバン(下関板金)の松本さんが朝の下関掃除の会を終えて、知り合いの中山さんと農園に来てくれた。中山さんは趣味で鶏を3年前から飼われており、一度農園に来てみたいということがきょうになったという。お土産までいただき恐縮した。お仕事は理髪業だといわれる。

唐戸魚市場は新築中で一帯は慢性的に渋滞する。市場の前には亀山八幡宮があり、その階段下にひとつの石碑を渋滞のおかげで発見した「床屋発祥の地」と刻まれている。亀山八幡宮におおきな下関のシンボル ふく の銅像があることは知っていたが、床屋の発祥地とは・・・・疑問を残していたので中山さんに尋ねた。

明治の初期頃、この壇ノ浦から舟で九州に渡る「髪結い」さんが、シケで足止めになり何日もこの地に滞在することになり、そのときにいわゆる散髪をしたそうである。何種類かのヘアースタイルと料金を、居酒屋のお品書きのようにしるして床の間にかけて。それで床屋と呼ばれたそうである。

昼まででタクロウ君は仕事を終えてもらう予定が、午後から次々に予定外のことがおこり、結局4時までつきあわせてしまった。もうしわけないが助かった。

5時過ぎに村上さんも仕事を終わった。「ちょっとポンプを見ましょう」と破損しているポンプのカバーは外している。部品が届かなければ治るはずがないと遠目にみていたら、なんと数日前から破損個所にコーキングを塗りつけていたという。それが乾燥していたのでポンプを始動した。数日ぶりに水道の蛇口から水が勢いよく出た。が、少し水漏れがありもう一度ポンプはお休みさせた。

村上さんにとってポンプの破損は無関係の出来事でありながら、黙って応急修理を数日前からしてくださっていた。例えていうと、わたしはこういう生き方をしたいと常々思っている。嬉しかった。

01/01/22(月) 06:12 六さん(JAG07563)


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