JAG07563 六さん 1月26日しんあい農園日記

 

久しぶりにまとまった雨が降る。そのなかで新鶏舎の上棟が行われた。村上さんが棟梁で今回の工事がはじまったが、特筆すべきは分業なしで、全部を村上さんがしている。基礎工事から、現場で木材をきざむことまで。一番寒い時期に外での仕事は辛かろうが、よく動いておられるその姿勢にこちらも元気が出る。心ばかりの祝いを昼飯にあわせてした。

下関の配達に午後から出た。2時に南風泊市場で松村専務とあうことができ、萩市掃除に学ぶ会の打ち合わせをさせていただいた。いつもの5ヶ所にタマゴを届けた。

帰る道中、新倉敷の焼鳥屋のおやじが「はやく鶏を持ってこい」と電話をしてきたので、田中食鳥にたちより搬入方法を具体的に打ち合わせをした。「あんた、前にテレビに出ていたね」と社長がわたしを覚えておられ親しく会話がっできた。その勢いで「現場を見せてくれんか」と鶏の処理工程を見学させてもらった。動物臭のなかで淡々とベルトに鶏の足をかけ、その先では刃物で次々に首を切る作業が繰り広げられる。焼鳥とか、鶏雑炊とか、唐揚げと鶏料理の範囲はひろいが、この作業を避けることはできない。覚えておかねばならない厳粛な場面である。

5時過ぎに農園に戻り、7時過ぎまでタクロウ君の仕事を手伝った。自宅に戻ると先日ご縁で車を注文した岡本所長からはがきが届いていた。今回、わたしが車の販売店で経験した対応の悪さを「しんあい日記」で読まれ、自動車販売業界で働く者としてお詫びの言葉が書かれていた。

価格破壊などという言葉が市民権を得てまかりとおる。「他店より安くします」も見慣れた文字になった。これが当たり前の世の中になるとは思えない、自浄作用というか、値段だけが価値のすべてという風潮は先細りになるとわたしは思っている。はがきを読ませていただき我が意を得たりと嬉しくなった。

01/01/26(金) 05:51 六さん(JAG07563)


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